高校で習う数学の言葉のなかでも、「部分分数分解」という言葉の響きはトップクラスの面白さを誇ると思うのです。漢字をみても平仮名でも、発音のリズムでさえ小気味よくて、何度か口にしたくなるのは私だけでしょうか(反語)。
他にも、言葉から意味が分かりにくい「剰余の定理」や、ロピロピした雰囲気の「ロピタルの定理」なんかも琴線に触れる言葉だと思います。
この「部分分数分解」は数Ⅰではそこそこ重要なテクニックなのですが、「計算のための小手先の技術」「欲しい結果を求めるための逆算的な技術」という意味合いが強くて、数学に苦手を感じている生徒にはなかなか馴染みにくいのです。
「どうしてこんなことをするの?」という疑問には、「こうやると答えが出るから」という身も蓋もない説明になってしまうので、生徒の感情やモチベーションにはなかなか届きません。私も初めて部分分数分解に触れたときは、なんだかよく分からない、キツネにつままれた気分とはこのことかという感じでした。
そして今、またもや「部分分数分解」が私の琴線に触れて、なんだか楽しくなって、メモ帳に何度も「部分分数分解部分分数分解部分分数分解」とタイピングしてみているところです。
タイピングする指の動きも面白いと思ってしまうのですが、これに関してはあまり同意してもらえないのかもしれないなぁ