思い起こせば小さいころからゴールデンウィークだとかで旅行に行ったりすることは無かった。親の仕事の都合だが、それが当たり前だったので特に不満も憶えなかった。
大学生になり一人暮らしをするようになって、世間並みにゴールデンウィークが私にもやってくるようになったが、せっかくの休日に人ごみに向かって突進していく気にはなかなかなれなかった。サイクリングには気持ちのよい季節なので、ふらふらと自転車で走り回るのは好きだった。
今はゴールデンウィークだからといって特に休みになるわけでもないのでボチボチ過ごしている。膝を少し痛めてから自転車からは遠ざかっているが、こんなさわやかな風に吹かれたらその中を疾走したくなる。
代わりに近場の山(鬼ヶ城)に登ってきた。ずっと林間の登山道なので風は感じられないが、せせらぎの音を聞きながら山道を歩くのは好きだ。木洩れ日の登山道をゆくのは好きだ。
登りの道中苦しかったのは確かだが、後になると辛かったことはほぼ思い出さないのはなぜだろう。木々を渡る風の魔法だろうか。
昨日の飲み残しのロゼが少し残っている。地元産のイチゴとゆっくり味わうのも悪くない、そんな日曜日。