「よつば」はマンガを読んでいる限り確かにかわいいし愛らしいが現実にいて世話をしないといけないとなるとイライラしそうな気がする。
以前「クレしん」のしんのすけみたいなしゃべり方をする男の子に遭遇したことがある。口調がそっくりだったので真似していたのだと思うが、行動は憎めないどころかイライラを通り越して腹立たしいものだった。過度のいたずらや暴力は子供だからって放置するべきではないが、母親は笑いながら「困ってるんですぅ」と言うだけ。子供の相手をすることには自信があったがその子はムリだと思い途中から全スルーしたら母親が怒り狂っていたと後から聞いた。こんなことは言いたくないがその子の名前はいわゆるDQNネームで、母親は「うちの王子」と呼んでいた。こんなことは言いたくないがその家庭にふさわしい人間に育っていくのだろうなと思った。こんなことは言いたくないが。
知り合いの知り合いにマンガから「よつば」という名前をつけられた子が実際にいると聞いて当時のことを思い出した。そのよつばちゃんはまともに育ってほしいよと知人に言ったら、実は「よつばくん」なんだと情けない顔で吐き出した。
それで思い出した。有名私学受験専門の塾で働いていたとき、植物の双葉は成長とともに枯れると説明したとき「ふたば」ちゃん(下の名前が平仮名のふたば)は笑っているような泣いているような顔をして下を向いたっけ。すごくいい子だったけど、面談に両親揃って来ることは一度もなかった。家庭の事情を詮索する気は当時から今もないけれど、周囲に気を遣いすぎるくらい気を遣うふたばちゃんはなにかと横柄に振舞う親を必死でフォローしていたのかもしれないと思う。
そのふたばちゃん(「ちゃん」が似合うような小っちゃくて素直でかわいい女の子だった)が入試の結果どうなったかは知らない。ブラック過ぎるその職場を去ったのが入試結果判明前だから。幸せになっていると嬉しい。
ふたばちゃんはお友達からは「ふーちゃん」と呼ばれていたようだ。その伝なら「よつば」くんは「よーくん」になるのか。ま、関係ない話だけど。