舞台「廻る想ひ、紡ぐ月。」
では一流の方々と共演させていただき、
自分との圧倒的なエネルギーの差に何度も絶望しました。
どうやったらこの方たちに対抗できるのか。
本物は舞台に命を懸けている。
私はひたすらに一生懸命にやる以外に方法が見つかりませんでした。
共演者の中には、
幼少期から芸能に勤しんでいる方もいらっしゃいます。
まるで習慣でもあるかのように舞台に立ち、
お客様を楽しませる。
彼らには長年培ってきた技術や経験があります。
一方で、私は何を培ってきたのか。
芝居を始めたのは22歳から。
初舞台は25歳。
遅すぎるスタートと言われても仕方ない。
じゃあ何をやってきたのか。
自分に何ができるのか。
そもそも自分とは何者なのか。
常に自分への問いはいつもそれでした。
お客様からどう見えたのかはわかりません。
でも今精一杯があれです。
もっとできるようになりたい。
先輩方のようになりたい。
真剣にそう思えた公演でした。
感謝感謝。
そして何より沢山のお客様にご覧いただけたことに、
全力の感謝です。
この先もっと上がります!