演技。
本来の力は思考を捨てたときに発揮される気がする。
見易いようにしよう、
他とのバランスとろう、
目立ちたい、
上手だと思われたい、
とか、気持ちはわかるけど、
捨てないと真の実力は出ないと思っている。
無心が一番強烈な鋭さを持つと思うんです。
同世代から後輩から演技について悩みを聞くことはわりとあるし、
僕もこれまでも散々悩んできたが、
どうしても辿り着くのは「無心」。
何故なら演じているその人物はそんなこと1㎜も考えてないから。
カッコよく振り向こうとか思ってない。
大きな声を出そうとか思ってない。
5歩目で止まろうなんてもちろん思ってない。
それだけのこと。
台本に目を奪われてしまうのを我慢我慢。
自分の感覚を全開にするのが一番のはず。