「お前は風に吹かれっぱなしの草か?」

っていう懐かしい台詞。

高校生の僕はなんかドキッとしたのを覚えています。

楽しいことだけやっていたいって思って、

興味のないことには一切、手を着けずに、

なんとなーく生きていました当時。

目的も目標もなく。



部活の顧問にどれ程お叱りを受けたことか。

でもその通りで、

なんとなく生きてたら本当に空っぽの人形みたいなヤツになっちゃうんですよね。

それを今はとてもよく理解できる。

役者なんぞやっててよく言うわ、と言われそうだけど(笑)

何が違うってそりゃあ、

もくてきがあるから  






人の言うことってのはすごく威力があって、

まぁ結構他人を変えてしまったりすることがしばしばある。

「言うことを聞け。」

と言われて育ってるのかもしれないから責めるのもあれなんだが、

あんまりにも操り人形になっているのは見ていてとても悩ましい。

聞き分けがいい、のとは違う。

思考しない。

「命令してください。」

というスタンス。





ストレスフリーのために、

こだわりを持つべきではない、

こだわりを捨てるべきだ、

という考え方があるけど、

本当にそうかなぁ?

楽なのは本人だけって気がするけどね。



風邪に吹かれっぱなしの草でいる人生もアリだとは思う。

でも少なくとも、

俺はやだな。

人の言いなりになるつもりが皆無に等しい。

考えるのも動くのも自分だしなぁ。

これもカオスの成せる業か。