今日一日、
二日酔いでした紺乃です(ビール2杯で)。
昨日、劇団かっぱ倶楽部様の公演を無事に終了いたしましてそのご報告。
とりあえずどうにかやれました。
とんでもねぇミスとかもせずに。ええ。
小屋に入ってから初めて触ったこの子↓
「え、コレどうなってんや?」
というところからスタートで、
小屋付きさんから操作をご指導いただきまして、
さらに元々作業に無かった照明のキュー出しもやることになり、
ほぼ練習できぬままゲネプロに突入し、
ゲネプロの修正もままならぬ状態での本番一発勝負という、
久しぶりに手が震える感じでした。
めちゃめちゃ勉強になった。
ってかなんか逆に燃えた。
出来ない奴って言われたくねぇわと思い、
プライドが緊張を上回った。
紺乃は経験値を獲得した。
紺乃はレベルが1上がった。
初舞台を踏んだ時のことを思い出しました。
一つ一つのことを何度もイメージしながらため息つきまくる。
今回僕は本番前の1時間ぐらいずっと、
楽屋で正座しながら台本を読みつつ手を動かすイメトレをひたすらに。
火の点いた心臓は猛りが収まることはありませんでした。
「言うても今回は俺が音響やるんやで。初とか関係ねぇわ。」
もう喧嘩越し。
目立って何が悪い。
捨て身。腹を括る。
役者として舞台に上がるときは、
終わっていちいち自分の役について語るのとか好きじゃないんだけど、
今回は番外編ってことで特別。許して。
改めて裏方さんの仕事の有り難さについて身に染みた。
もっとすごい難しい作業を幾つも同時にやってんだもんなー。すげぇ。
舞監さん、照明さん、音響さん、制作さん、関わってくださっている方々にもっと感謝します。
舞台ってものが作られていくその過程にどんなことが起きているのか、
役者として自分のことだけ考えてるときにはわからなかったこととか、
もはや忘れてしまっていた気持ちを呼び起こしてくれました。
貴重な貴重な一日となりました。
↑終了して荷物として運搬されるあたくし。
振動でブレブレ。
隣の花束がいい匂い。
このあと我々は打ち上げに合流し、
皆様の貴重なご意見ご感想をいただき、
ましてや大ベテランの主宰、新城彰さんからの重い重いお言葉もいただき、
最初は単純に「簡単な音響なんですか?あ、いいっすよ。」ぐらいの気持ちでいたけど、
やってよかったと心底思える経験となりました。
気付けばずいぶん離れたところへ来ましたが、
いや、これ、
今の自分にはどうしても必要不可欠な経験なんだと思います。
だからそれがぐるっと巡ってこのタイミングでやってきたんだと僕は思っています。
すべて必然。
この間のピースリーディングもそう。
来るべくしてやってきたお話。
そうやってこれまでの自分に足りなかったことが、
少しずつ補正されていって、
いずれ一つの大きな回答につながる。
そう感じてます。
多分半年前の僕までしか知らない人は、
今の僕の何かしらの変化に気付くんじゃないかと思う。
世界の見え方がそもそも違う。
考えてることが違いすぎる。
変貌の期間ですね。
__本当に大事なことってなんだろうか?__
つまりはそういうことなんだろう。
本当に大事なことってなんだと思う?
それともそんなことすら考えたくない?