日にちが経ってしまいましたが、

先日のシルバーウィークの日記をば。





前々からシルバーウィークは何かやりたいと考えていたのですが、

ビックリするほど自分の懐がもうアレでしたので(笑)、

こりゃあどうするかと困っていた9月頭。

行ったことの無い場所で自然のおおいところがいい!と思い、

最近よく観光スポットに挙がる高尾山に行ってきました。



電車も割りと空いてて、

高まる期待。

登山なんて何年ぶりだろうかとワクワクしておりました。

そして「よぉーし!」と電車を降りたところで唖然。

高尾山口駅はまるで21時の新宿駅みたいな様子です。

改札に辿り着くのも一苦労。

駅から出ても人人人。

当然全員登山客っす。



どっち行ったらいいのかも、

連なる列を見れば明らかな程。

とりあえず人の多さにヤラレたので(早いですが)、

側の川沿いで休憩。



川の流れを眺めながら、

「あぁ…やっちまったな…。」

と思う。

しかし来たからには行かねば!

気持ちを切り替えて出発です。

ケーブルカーなんてものもあるのですが、

物凄い混みようでしたのでスルー。

というか、

こんくらい登れるやろ、ということで、

麓から登ることに。



道はしっかり舗装されて歩きやすい。

道の両サイドには大きな木がそびえている。

鳥の鳴き声、

木漏れ日、

土の臭い、

水の流れる音、

子供たちの楽しそうな声、

若者たちの馬鹿話、

仕事の愚痴話、

いろんなものが入り交じる高尾登山。

渦巻く人の感情で少し気持ち悪くなる自分(笑)

どうも人が多い場所は苦手ですな、

体調が悪くなる。



しかしまぁ体は元気なので、

やかましい人々をガンガン追い抜いて突き進みます。



とにかく木がすごい。



立体起動装置が使いやすそうな感じ。

ぶっとい木が何十メートルも真っ直ぐ真っ直ぐ伸びている。

時々「樹齢400年」とかいう木札があったりする。



高い木々に囲まれて上を見上げると、

確かに天狗とか何かが居るかもなーと思えてくる。

この木の上から見られているような、

そんな気分。






少し行くと益々角度のきつい登りになってきて、

全身から汗が流れる。

でも不思議と脚は前に行く。

ダラダラ登りたくないという理性と、

何故だか頂上に引っ張られるような気持ち。

テンション高く登っていく。






一時間弱ぐらい行くと少し拓けてお店なんぞが立ち並ぶ場所に出る。

かなり頑張ったつもりだったもんだから、

ここが頂上でもいいぞ!と思うが、

目に飛び込んできたケーブルカーに愕然とする。

ケーブルカーは前半戦ショートカットのケーブルカー。

まだ後半が残っているわけです。

少しなにか食べるか、と思ったけど、

蕎麦屋とかは満席っていうかもうこれヒト入れないじゃないか!

みたいな状況だったので、

スルーしてそのまま後半戦。

や、ホントは休憩するべきですここで!!




少し行って神社に御参りして線香立てて。

僕の後ろにいた女の子が、

「アタシ次に好きになる人がダメ男じゃないように祈るわ!」

って楽しげに言ってました(笑)

天狗にお願いするとまたスゴいのが来ちゃいそうだけど、

まぁいいか。がんばれ。





さて後半戦つづき。

でもここからはそんなにキツくなかったです。

前半戦に比べたら楽々。

一方で子供たちが疲れたサラリーマンみたいな顔になりながら登っていく姿はちょっと面白い。

そうだよねー子供にはこれきついよねー。

40分ぐらいかな、登って、

そしてついに頂上です。



お祭りかってぐらい混雑。

お茶するお店とか入れないし、

周りにはシートを敷いてピクニック状態の皆さんがわんさと。

写真も撮れない。

頑張って撮った山頂からの景色はこれ。



良さがわからない(笑)

そしてまたしてもメシ食えずで、

休む場所もろくにないので、

なんとこのまま下山することに!無謀!

ホントはここで必ず休憩するべき!

でもスルー。





実はこの高尾山、

登山ルートがいくつもあるんです。

登りは最もメジャーなルートだったので、

下りは別ので行こう、ということに。



もう本当の山道。

舗装されてない。

このコースはかなり足場が悪く、

というかもはや危険でして、

人ひとりが通れる幅しかない道とか有るんですが、

そのすぐ横が崖だったりします。

フッツーに、危ない。

子供連れのお父さんがピリピリするほどに。

↓この階段とかも逆に危ない。

転倒する人続出。



でもこれぞ山登りって感じです。

巨大な倒木とか、

へんなキノコとか、

飛び出した木の根とか。



で、少し進むとこんなのがありました。



奥の方に。

【つづく】