ロ字ック観てきました。

高い質の舞台でした。

面白かった。



僕は男でして、

男性を優位に考える男なので、

女の感性が好みでないのです。

ロ字ックの作・演出は女性で、

まぁーなんといいますか、

善くも悪くも女性らしい作品を創られる。

今作もまさにそれで、

女性的な感性が満ち溢れ、

同時に僕の感性にはとてもストレスな物語でありました。

後半の時間の使い方や展開は、

おそらく女性であればまったく興味をそそる内容だったかもしれない。

女性的感性を持ち合わせていないことを悔やみました。



しかしながら、

それでいても作品自体の質が高いことに変わりなく、

台詞ひとつひとつ、

呼吸ひとつひとつですら、

十分にこちらに浸透してくる。

この場合ストレスを感じるのはむしろ正解。

単純に、

「好みでない」

と表現できる。

その品質にまで高められるのは、

ロ字ックさんの自力の強さなのだろうと思う。

鍛練無しでは創ることのできない舞台。

観に行ってよかったです。



まぁとは言いつつも、

僕がイチ人間として満足する作品でなかったことに変わりはない。

今後好みの舞台が観られることを楽しみに、

帰路についている。