日本郵政公社は14日、10月の民営化で発足する「ゆうちょ銀行」の基幹システムを一括購入する方針を決めた。5月末に一般競争入札をし、6月初めに購入先を決める。日立製作所が旧UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)のシステムを提案するほか、複数の大手システム会社も応札を検討。落札額は数百億円規模の見込みだ。大手銀行の基幹システムを全面的に買い取り、新規業務の早期参入へ布石を打つ。

 基幹システムは融資、為替など様々な取引を管理する銀行にとって生命線のコンピューターシステム。民営化で新業務を手掛けるには、いまの郵貯システムだけでは対応できず、新システムをどう構築するかが焦点だった。既存システムの購入決定で、大手銀と大手システム会社を巻き込んだ大型商戦が動き出す。
(日経新聞07:00)