三井住友銀行は8日、セブン-イレブンやローソンなど全国の大手コンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)の利用手数料を同行の取引に応じて無料にする、と発表した。対象ATMは約2万2000台で、3月12日から開始する。すでに、みずほ銀行が条件付きで無料にしているほか、三菱東京UFJ銀行も3月から無条件に無料にすることを発表。3メガバンクが出そろうことで、コンビニATMの無料化による顧客獲得競争が激化しそうだ。
三井住友銀は、すでにam/pmのATM約1100台で条件を設けずに出金などの手数料を無料にしている。これを、預金などの残高30万円以上、給与振り込み、インターネット通帳の利用などの条件を1つでも満たせば、全国の大手コンビニATMでも無料にする。
コンビニATMをめぐっては、三菱東京UFJ銀が無条件に平日昼間(8時45分~18時)に限り手数料の無料化を決めている。これに対し、みずほ銀と三井住友銀は取引に一定の条件を付ける一方、休日を含む時間外手数料に関しても無料にすることで対抗する。
りそな銀行も3月から、住宅ローンの利用者に限定してコンビニと他行の利用も含めて月3回まで無料にする方針。他行も無料にするのは大手行では初めてという。
再編に伴い金融機関のATM設置台数が減る一方で、これを補う形でコンビニATMは増加している。大手行はコンビニATMの無料化を武器に、リテール(小口・個人)分野の強化につなげる考えだ。