携帯電話やカードを使って買い物をする電子決済で、共通の読み取り端末が今秋から相次ぎ登場する。東日本旅客鉄道(JR東日本)などは27日、「スイカ」など4規格対応の製品を発表。まずコンビニエンスストアのミニストップが導入する。ローソンなどはNECが開発した新製品の設置を決めている。複数規格が利用できるコンビニは来秋に大手5社の計3万4000店以上となる見通しで、電子決済普及に弾みがつきそうだ。

 電子決済は前払い方式の電子マネー、後払い方式の携帯クレジットそれぞれに3規格ある。各規格は互換性がなく、店舗は規格ごとに仕様の違う読み取り端末を設置しなければならない。このため流通大手の導入は、「エディ」(ソニーなど出資のビットワレットが運営)を全店で使えるサークルKサンクスなどを除いて一部にとどまる。しかも導入店舗の大半は1規格しか利用できない。共通端末1台あれば、店舗は複数規格を一度に採用できる。


[2006年9月28日/日本経済新聞 朝刊]