いま鳴けるどの蝉ここに殻脱いで 拙句
片陰をたどりて行けばつくつくし 拙句
やがて死ぬ景色は見えず蝉の声 芭蕉
翁のこの句、景色とは気配という意味ですね
ことしは猛暑猛暑で人間たちも生きるか死ぬかの明け暮れでした
芭蕉の句のように夏真っ盛りを啼きわめき根限り声を絞ってセミたちも
死に絶えてしまったようですね、、
拙句も季節からずれてしまってのお披露目になりました~
わが庭の樹木にいまもしっかりと幹を掴んで縋っている蝉がいます
もちろん蝉の殻ですがね、背中を割って成虫である蝉になる為に踏ん張った
かたちのままに四肢を幹に食い込ませています
誕生からもう数ヶ月経た今も風雨にも負けず取りすがっています
地中から出てきてここで羽化し飛び立ち再びのいのち、旬日の生命を謳歌し
そのセミの人生を終えたことでしょう~
その一つのモニュメントとしてしばらくはそっとしておいて上げましょう~


