『機動戦士ガンダムUC Ep4 〜重力の井戸の底で〜』 | カールおじさんのよろず日記

『機動戦士ガンダムUC Ep4 〜重力の井戸の底で〜』

DVDの発売を前に2週間の限定公開ということで早速『機動戦士ガンダムUC Ep4 ~重力の井戸の底で~』を観てきた。

事前に予告編や公式HP上のキャラクターの情報を見て、原作とはかけ離れた展開になっているような予測をしていたけど、それを遥かに超えるかけ離れ方をしていたように感じた。

大きな違いは2つ

1つ目は地球連邦の首都ダカールがLa+プログラムが示した場所でOVAではオーストラリアのトリトン基地にになっていること。 ダカールはガランシェールを着陸させるために連邦の気をそらすための奇襲に過ぎずということになっているけど原作では、ダカールの連邦の議事堂にある地球連邦憲章のレプリカをバナージが見ていてそれが最終章に繋がっていく鍵になっていること。

2つ目はロニ・カーベイの設定が全然違う。
OVAではジオン残党軍としていて父親を連邦に殺された復讐をするためにシャンブロのパイロットになっている。 キャラクターとしても憎悪に満ちた印象しかないが、原作ではジオン残党軍ではなく、父親も生きている。 父親マハディ・ガーベイ=「ドバイの末裔」イスラム教徒で白人と白人社会を憎悪し、彼らの信ずる神を殺した連邦政府に復讐心をもち、シャンブロを建造し単機でダカールの襲撃を行った。
La+プログラムを発動させるための行動であったけど、本当の目的は先に書いたように連邦への復讐だった。
シャンブロのコックピットについてもマハディをはじめロニ、ロニの兄達が操縦を分担して行っていたがOVAではロニ1人で行っている。
また父親の真の目的を知り連邦施設ではないホテルへの攻撃など父親の行動に耐えきれなくなって父親を止めようとしたが逆に父親に打たれてしまう。

OVAでメインにとらえようとしているのはバナージとガランシェールのキャプテン ジンネマンが砂漠を数日かけてあるいて渡っているとき、ある心の絆のようなものができていくところ、ミネバ(オードリー)がマーセナス家を抜け出して入った一件のダイナーで年老いた主人との話、あとはトリトン基地でのジオン残党軍との戦闘ってところだと思うけど、

原作を読んでいる自分としては次作と最終作へ持っていくためにかなり切られてしまっているところが残念に思えるけど、その中にも一応毎回入っているバナージの連邦も反連邦もなく自分の思っていることを口にするまっすぐなところは現れているのだけど、終盤への繋ぎの作品になってしまっているような気がしてならなかった。

映像の中にはアニメでは今まで無かったようなアングルだったり描写だったりとEp3に次いでさらにクオリティが良くなっているように思えた。

最後に原作では継続的に登場しているのだけどOVAでは最初にしか出ていなかったガエル・チャン(カーディアス・ビストの秘書)が登場していた。
原作ではかなり重要な役目を果たしていくのだけど、OVAでは最初にしか登場しておらずもしかして死んでしまったかと思っていた反面最終章での登場を考えるとまさか?ともっていた通り氷室にいた。
ただ彼はもう最後にしか出てこないだろう。。。

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