年齢のせいか、無駄なことに手間をかけるの

が嫌になってきている

或いは、気が短くなってて、無駄だと思うと

イライラすることもある

 

高齢になればなるほど、賢者になっていくと

思いきや、愚者になっていくのがわかる

ああ、ヤナこった

しかし、愚者になるを知るのは賢者たる証と

開き直ってもいいかな…なんて悪知恵も

 

 

最近、新たに腕時計を買った

 

腕時計がただ好きで、若い頃から買い続けた

これまで、いったい何本買ってきたのか

 

手巻きはいいとして、クオーツだと電池交換

が必要だったり、機械式は分解掃除にだって

金が掛かるし、皮ベルトは交換したりと

金とまめな対応を要する趣味?だから

持ってることで…管理疲れしてきてしまい

 

リタイアする頃に、当時持っていたすべて

10本程を処分してしまった(断捨離気分)

残したのは手巻きの金時計ひとつだけ

 

1本は35万、残りは纏めて65万程になり

そこで、合計の中から出費して

これを人生の最後にと思い、リタイア記念に

気楽に使えるダイバーズウオッチを買った

 

自動巻きだし頑丈で、気を遣わずに使える

事実、グアムでも、福岡の宮地浜の海中でも

お構いなしだし、どこにぶつけても平気

主夫になっての水仕事でも気にせずガサツに

使えて大いに楽ができた

 

しかし、機械式がゆえに微妙に狂いも生じて

くるし、自動巻きだけじゃあ運動不足で手動

でのねじ巻きも追加で要るし、31日以外の

月末は日付をパスして調整したり、と面倒!

となって

 

 

人生で「今度こそ最後」の腕時計を買おうと

思うようになっていた

良いものを買って使って、最後は息子に残せ

るような時計がいいな、なんて横道に逸れて

(映画のような気分に浸ってたのかもね)

 

ジャパン製に回帰して、その高級品がいいと

グランド・セイコーを検討したが

やはり高級品は機械式で手間がかかる

 

クオーツと機械式とのハイブリッドで

セイコー独自のスプリングドライブ、という

駆動方式もあるんだが

将来的に手間がかかるのは同じこと

 

で、手間がかかる機械式の高級時計を選ぶか

ストレスフリーの実用を重んじるか…となり

(時計なんて時間さえ判りゃあいい…という

方から見れば実にバカバカしいのだが)

 

結構真剣に考えた挙句、原点に戻り

残すことは考えず、手間を惜しむ事にした

 

そこで、GPS機能付きソーラーバッテリー

方式の電波式を購入した

大谷翔平CMのセイコーアストロン

異国でも、GPSで現地時間に自動対応

(行く機会もあまりないくせに…ハハ)

 

「勝手に充電、勝手に動いて、勝手に正確」

やっと、今後は無駄な神経を使わずに済む!

(スマホで時刻見たらいいじゃん…なんて

時計好きには野暮なこと、言わないで)

 

 

 

で、現在の3本はこうなった

 

ロレックスの手巻き式金時計

フォーマルの時くらいかな今の出番は

(30年以上前に購入、以来よく使った)

 

ブルガリの自動巻きダイバーズ

(ここ7〜8年、毎日酷使してきた)

 

セイコーの電波ソーラーGPS

ただただ気にせずに使えるのが嬉しい

(新規購入、これからよろしく)

 

 

 

しかし、人生最後という値段じゃなかったし

宝くじかロトが当たればもう一度買うかも

(バカは死ななきゃ・・ってか、好きは好き)