映画やドラマでは必ず

必要十分な言葉を言ってからガクッとなる

(実に都合がいい・・)

 

バルザックの小説「ゴリオ爺さん」

長々と喋ってから死ぬ

文庫本でも10数頁だったかと思うが実に

長い(まだ死なんのかと途中で読み飽きた)

 

しかし、実際のところ

本当に「臨終の言葉」ってあるんだろうか?

エリザベス女王は何と言ったのか?

 

我が両親、2人とも入院して1ヶ月以内に

逝った(それまで元気で、いわゆるPPK)

それでも何も言葉は残さなかった

(残せなかった、というのが正しい)

 

映画やドラマでは、希望的観測も含めて当

たり前に「臨終の言葉」が存在する

それがないと筋書きが不明になるほど重要

 

 

 

と、まあ、なんとも都合がいいのだ

ならば、想定「臨終の言葉」で遊んでみよう

 

 

 

 

若い頃にエレベーター嬢だった方

「上へまいります」

・・天国はやはり上、地には召されない

 

長く裁判官だった方

「先例はどうなっている?」

・・初めて死ぬから、何事にも職業意識が

 

無神論者でも

「おお神様!」

・・地震の時は思わず机の下で言った

無神論者の自分だったのに仏様とも言わず

 

疑心暗鬼な人

「俺はもう死んだかなあ…?」

・・ったく!死んでから聞いて欲しいねえ

 

恐妻家の場合

「・・・」

・・とうとう何も言わず

ずっと母が付きっきりでいたからねえ…

(これは身につまされる人も多いかも)

 

心配性の場合

「俺は方向音痴なんだよ…」

・・天国と地獄、極楽と地獄の分岐点で

 

旅行家は

「ビザは要るのかなあ…」

・・三途の川の渡川(渡船)料は必要かも

 

ブロガーの場合

「最期の言葉で、最終更新しといてくれ」

・・なにも義務でもないのに

 

英語翻訳者は

・・お父さん、大丈夫!?

「アイムファイン、グッバイ」

 

 

西洋人は最期の言葉が本当に好きだと思う

真面目な言葉も笑える言葉もある

2冊持っているが、とても面白い

特に墓碑銘に刻まれた面白言葉が笑える

 

また機会があれば、是非紹介したい