時たま就寝時に思うことがある

眠りに落ちる瞬間って意識できるのかな…と

 

まだ意識があるから眠ってないな…

もうすぐだな…意識が飛び始めてるし…

などと思いながら

結局は「瞬間」を意識できぬまま眠ってしま

って、目覚めてから無理だったなあ…と思う

 

境目、というか、瞬間、というか

意識を失くす瞬間を意識的に体験してみたい

…という思いは、ずいぶんと以前からあった

 

そのまま目覚めなければ

結局は死ぬ時と同じじゃないかと考えていた

(もちろん呆けてないことが前提ではある)

 

 

 

先日、石原慎太郎の書籍の広告を見て驚いた

「私」という男の生涯…という題名らしい

 

その広告には、次のようにあった

死の瞬間に意識を強め、目を凝らして見つめ

ていたい・・・

それがかなったら多分

「つい昨日生まれたばかりのような気がする

のに、もう死ぬのか」と思うに違いない…と

 

 

わたしの睡眠の瞬間と違って、彼は死の瞬間

を意識したいと言っているから

所詮はスケールが違うな、とあらためて思う

 

しかし、何らかの共通点を感じるからこそ、

この文章に目が止まったのだろう

 

死の瞬間、自分の人生のすべての出来事が、

時系列で走馬灯のように脳裏に浮かぶ…と昔

から臨死体験者は述べている

ということを考えれば

「昨日生まれて今日死ぬ」という石原の想像

は必ずしも的外れではなさそうだ

 

 

 

しかし、彼のこの本を買ってまで読もうとは

考えてない

彼の考え方と違いがあれば、感化されて影響

を受けたくないから

 

正解があるわけではないから

呆けずに頑張り自分の体験を楽しみにしたい

 

もっともその時は、経験談をブログに投稿す

ることは叶わないけどね