今朝目覚めたら腰が痛い
昨日プールで腹筋背筋運動やり過ぎた
相変わらずのこと…
今日動いてりゃあ、そのうちに治るだろう
先日、邦画を2日間で2本続けて見た
松本清張原作の古い映画で
「張込み」と
「あるサラリーマンの証言」の2本だ
古い映画は、ストーリーの面白さもさること
ながら、背景が正直に当時のままだから
それを味わえるのが、もっと楽しい
まるでタイムスリップしたようでもある
往年の俳優陣が若い、若い、懐かしい
「張込み」松竹
1958年(昭和33年)
刑事2人が横浜駅から急行に飛び乗り佐賀駅
に着いて…やっと初めてタイトルが出る
横浜駅での乗り換え場面、鋲だらけの茶色の
京浜東北線から急行に
たすき掛けの崎陽軒シュウマイ売りの女性…
SLの客室車内、煙を吐き走行する勇壮映像
当時の主要な停車駅の風景…
もちろん当時10歳で住んでいた福岡、博多
の駅も途中停車駅だ
切符売り場はこんな風だったなあ
若い、若い
大木実、田村高広、高峰秀子、菅井きん、高
千穂ひずる、藤原釜足、浦辺粂子、北林谷栄
…
「あるサラリーマンの証言」東宝
1960年(昭和35年)
主人公、丸の内に務める42歳の課長
定年まであと13年、うまくいけば部長まで
月収7万円、ボーナス計40万円
マイホーム?に妻と子供2人という理想的と
思われる立場
…うーん、定年は55歳の時代だ
当時の私は12歳、主人公とは30歳差
親父とは27歳差だから、主人公は親父より
3歳年上だが、まあ同世代だなあと…
主人公、会社の女子事務員と不倫関係にあり
新大久保の彼女のアパートに繁く通う
女のアパート
土曜は半ドンで、パチンコしたりビール飲ん
だり、映画を観てから帰宅したりと…
植木等の「サラリーマンは気楽な稼業ときた
もんだ」なんて思い出していた
まだまだ、こんな時代
ストーリーは、結構緊迫感があって楽しめた
主人公は追い詰められ、窮地に陥っていく
小林桂樹、原知佐子、西村晃、小池朝雄、児
玉清、菅井きん…
思えば
この映画の翌年、1961年(昭和36年)
中学入学の年に、私は家族一同で福岡市から
東京品川の大井町に転居した
国鉄の大井町駅舎はまだ木造で、駅員が改札
で硬い切符にパチパチ鋏を入れていた
京浜東北線の電車は鋲だらけの茶色の鉄で…
映画の風景と同じで、東京も人が少なかった
古い邦画は面白い