オラあ、こんな星イヤだ〜、こんな星イヤだ〜
地球に残るだ〜
みたいに…どうしても歌いたくなる
米国の火星探査車パーサヴィアランスが撮った火星の
画像を見て、しみじみと思ったのだ
淋しすぎる…あまりにも
生物も何もおらず、人工物もまったく見当たらない
それも何万年も、何十万年も、もっとそれ以上の間
…風の音くらいはあるんだろうか
静寂の世界、沈黙の世界、に思える
そんな中にポツリとひとり置かれたら…
なんて想像するだけで、気分が悪くなる
そんな状況はありえないとはいえ
ゾッとする画像に思えた
川もなく海もない、乾いた大地がただ広がっている
たとえ砂漠でも地球上なら青空があるはずだし
探査車の、この人工物の動く姿を見たら
神にも見えて、きっとホッとするかもしれない
今夜の月のように、遠くから眺めているだけの時代
に生きられて幸せである
頼まれても、他の惑星に行く気はさらさらないなあ