先日の「じゅん散歩」の番組で等々力渓谷を見た

世田谷区内にあんな場所があるとは・・・

 

行くにはちょっと遠いなあ…と思ったのだが

京浜東北線の大井町駅1回乗り換えで行ける

 

大井町は中学・高校時代の5年以上を住んでいた

所でもあり、遠距離感より懐かしさと興味が勝り

今日、思い立って、等々力ついでに行ってみた

 

高校時代の通学は東急大井町線を使っていたが、

等々力駅もその沿線にあるし、ということで尚更

 

 

 

当時、福岡県東京事務所の職員官舎に住んでいた

大井町駅から徒歩数分だった記憶がある

今は一体どうなっているんだろう

 

住んだのは昭和36年(1961年)の夏からで

中学1年の夏休みに家族で福岡市から転居した

その年9月の日付け、妹と官舎での写真があった

 

福岡の中学では坊主頭が校則、泣く泣く坊主頭に

東京に来てやっとまた伸ばし始め、妹は小3かな

…あれからもう60年近く経つ

 

 

大井町阪急百貨店が、形を変えてだがまだあった

右は阪急ホテル、阪急が長く頑張ってる

ともかく普通にビルだらけで完全に浦島太郎状態

 

これが今の大井町駅か・・・

当時、駅前には競馬場に行く赤鉛筆を耳にした人

が並んでいたり、改札口では駅員が堅紙の切符に

カッチン、パッチン挟みを入れていた小さな駅

その鄙びた雰囲気の駅舎はとうに無く、面影を偲

ぶ術もない

 

東急大井町駅へ続く「登り坂」だけが当時のまま

もっと距離があったはずが

JR大井町駅がビッグになったせいかとても近い

 

東急線だけでなくりんかい線の駅までが交差する

 

ともかく住まい跡を探そう

 

 

阪急の端を回って大井町三叉路から鎧坂を上る

当時は鎧町商店街と言ってたと思うが…そんな名

は今やどこにも見当たらない、坂道だけが同じ

 

まあ、ともかく前に進む

ひとつ目の角の整骨院、履物屋だったと思うが…

 

二つ目の角を左折すれば左側に官舎入り口の木戸

があったはずなんだが・・・なんだコレ?

左折すると突き当たりが道路??

 

 

 

官舎は広い敷地にある古い戸建ての数軒から成り

敷地の奥は小道を挟んで、大井町から少し蒲田寄

りの国鉄線路(東海道線)にも面していた

 

花や野菜が作れるほど広かった(中学の学友と)

 

後は京浜東北線の電車と東芝の工場(妹と)

あんな古臭い国電だったんだなあ…

 

 

 

やむなく駅に戻り、今度は線路沿いに歩いて探す

 

広い道も狭くなったが

 

さほど大井町駅から遠くはないし線路との高低差

もあまりなかったはずだし…

それにしても電車も随分と変わったなあ

 

結局あまりにも変わり過ぎて探せなかった、残念

知ってる大井町の景色、今や記憶の中にしかない

 

個人的探訪にお付き合いいただきまして感謝

 

 

誰だって懐かしい場所を訪ねればきっとそうだ

今の都会なんて、半世紀以上も経てばまるで異国

歳を取れば…そういうことが増える

 

 

 

その後に行った「等々力渓谷」は次回にでも