#4 "I AM THE SUN" | UNCHAINオフィシャルブログ

#4 "I AM THE SUN"

#4 "I AM THE SUN"



夏場は、得てしてこうゆう男たちが増えてくるものです。娘さんがた、お気をつけになってください。

しかしながら、夏というものは人を解放的にするのも事実!

たまにはノリで男どもの相手もしてやってください。



さてこの曲はこのアルバムの中で一番の、なんとも面白い展開をしていきます。やはりその肝はリズムでしょう。

ド頭、そしてサビでも登場するリフ、セクションAのタッチワウギター、セクションBでは16分のミュートフレーズ。

これらの軸となるリズムに合わせるように、セクションごとに少しずつグルーヴが変化していきます。そしてサビで転調!実際にはイントロのキーに戻ってくる形ですね。

このサビのコード進行もあんまり使わない感じの流れです。



ⅠMaj → Ⅰ#Maj → Ⅰ#Maj → ⅠMaj



トニックのすぐ隣のメジャーコードへ行って、また戻ってくるという循環です。ちなみにセクションAはこの進行を違うキーでさらにテンションをつけて演奏しています。

Ⅰ#Majというのは、まあいわゆるドミナントⅤ7thの代理コード的な感じですね。あれっサブドミナントマイナーⅣm7の代理だったかな。

スケールでいうと、リディアンb7thとかが合いそうですね。

とてもマニアックですが、とりあえずそうゆう仕組みになっています。難しそうですが、そんなに難しいことではないと思います。

小学校のとき、起立!礼!着席!をピアノに合わせてやったことがあるでしょう?あのジャーン、ジャーン、ジャーンと仕組みは一緒です。

あのころは日直のやつがわざと、礼!をやらずに、着席!って言っちゃうってゆうボケが一瞬だけ流行りましたねぇ。

とまあ、その仕組みを利用してさらに応用です。さきほどの進行からコードを一個取っちゃいます。すると、



ⅠMaj →Ⅰ#Maj →Ⅰ#Maj



となりますね。後半はこの3小節を一塊りとして繰り返していくわけです。するとどうなるかというと。まあ聴いてもらったほうがわかりやすいですが、トニックに戻って落ち着いたときにはすでに次の塊りが始まっているのです。

なので聴いた感じ、少し「おやっ?」となります。そしてその中でメンバーがだんだん暴れだしてくると、なんだか焦燥感というか、加速してゆく感じが出てきます。夏の短さに焦っているのか?はたまた、娘たちとの戯れがヒートアップしてきて、色んなとこがヒートアップしてきたのか?どちらにせよ。



アツが夏い。





谷川