強さは一つではありません。
格闘技で勝つような強さはとてもわかりやすいですね。でもそれが唯一の強さではありません。
耐えるのも強さ。自分の感情をコントロールするのも強さ。何かを続けるのも強さ。逆に必要でないものを中止するのも強さ。
私たちの生活の場面をよく観察してみると、必要な強さはその時の状況によって違います。表向き「メンタルが強そう」なだけが強さではありません。
例えば、いつもへこたれず前を見て後ろを振り返らない人の中には、自分の過去や傷を見ないように完全にブロックをしてしまっている人も少なくありません。
そのようにしていると、どこかでしわ寄せがきて、あとで大きな心の症状でダウンしてしまうということもあります。
また、自分の傷に触れるようなことを無意識に避けたり、感情的になって対人関係がうまくいかなかったりなども起きてきます。
このような人が必要なのは、どんな強さでしょうか?
それは、自分の感情や傷に向き合う強さ。
いつも表向き強がっているのは、本当の強さではありません。
人が一生、同じように強いということはあり得ませんから、その事実に向き合うこと自体が大きな強さなのです。
弱っている自分、傷ついた自分に向き合うこと。それがすごく大切です。なぜなら、気づかなければ、傷は放置されて治らないままになってしまうから。
弱っている=「自分が」弱い、という自己イメージを描く必要はありません。いたわり、癒せば、治ることで自然に強さがでてきますから。
耐え忍んだり、よりよく生きるための力は、しっかりと感情に向き合うことで、着実にはぐくまれます。
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