強さは一つではありません。

 

格闘技で勝つような強さはとてもわかりやすいですね。でもそれが唯一の強さではありません。

 

耐えるのも強さ。自分の感情をコントロールするのも強さ。何かを続けるのも強さ。逆に必要でないものを中止するのも強さ。

 

私たちの生活の場面をよく観察してみると、必要な強さはその時の状況によって違います。表向き「メンタルが強そう」なだけが強さではありません。

 

例えば、いつもへこたれず前を見て後ろを振り返らない人の中には、自分の過去や傷を見ないように完全にブロックをしてしまっている人も少なくありません。

 

そのようにしていると、どこかでしわ寄せがきて、あとで大きな心の症状でダウンしてしまうということもあります。

 

また、自分の傷に触れるようなことを無意識に避けたり、感情的になって対人関係がうまくいかなかったりなども起きてきます。

 

このような人が必要なのは、どんな強さでしょうか?

 

それは、自分の感情や傷に向き合う強さ。

 

いつも表向き強がっているのは、本当の強さではありません。

 

人が一生、同じように強いということはあり得ませんから、その事実に向き合うこと自体が大きな強さなのです。

 

弱っている自分、傷ついた自分に向き合うこと。それがすごく大切です。なぜなら、気づかなければ、傷は放置されて治らないままになってしまうから。

 

弱っている=「自分が」弱い、という自己イメージを描く必要はありません。いたわり、癒せば、治ることで自然に強さがでてきますから。

 

耐え忍んだり、よりよく生きるための力は、しっかりと感情に向き合うことで、着実にはぐくまれます。

 

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親との関係を振り返ってみることは、自分の心を知るのに大切なことです。

 

特に子供の頃の親との関係が、良くも悪くも私たちの心の基盤につくっているといっても過言ではありません。

 

親に日常的に言われていたこと、されたこと、よい思い出、つらい思い出。

 

心を探ってみると、現在の自分にいろいろな影響があるのがわかります。

 

例えば、親が厳しすぎたので、自分に自信がなかったり、いつも罪悪感を感じていたり、よい未来が描けなくなっていたりするなど。頼る人がいなかったので、少しでも頼れると思うと、その人に依存しすぎてしまう。また、リラックスできずにいつも緊張感を抱えている、などもあるかもしれません。

 

自分の考え方だと思っていたものが親から受け継いだ考えだったり、嫌いだと思っていた自分の性格は、いつも親から批判されたからだったりすることも。

 

親が押し付けるのが嫌なので、反抗心からその真逆の方向に行ってしまったけど、自分の本心ではなかった、なんてこともあります。

 

親との関係でのトラウマは、ネガティブな行動パターンや感情反応を作り上げます。

 

より自分らしくなるには、心を癒やすことはもちろんですが、何が親から来たもので、何が自分本来の考え方、やり方なのか判別していくといいです。判別して、本当に自分の意向を大事に、優先してあげる。

 

その先に見えてくるのは純粋な自分。そこに近づけば近づくほど、幸福感や満足感も大きくなります。

 

 

 

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なぜあんなに言いすぎてしまったのだろう、なぜあんなに小さなことで怒ってしまったのだろう、と思うことありますか?

 

時に自分のリアクションが不可解に思えることがあります。起こったことにつり合わない過剰な反応をしている・・・。

 

私たちの言動の多くは心の状態に関係があります。

 

過剰なまでのリアクションの裏には心の傷があることが多いです。

 

体の傷で、ちょっと触っただけで飛び上がるほど痛いことがありますね?普通なら痛くない程度の軽いタッチなのに、ものすごい反応が起こることがあります。

 

それと同じ仕組み。

 

心の傷も癒えていないと、ものすごく敏感になってしまうのです。傷ついた時に感じた恐怖心や悲しみ、怒りなどで無意識に反応しているのです。

 

例えば自分を傷つけた人と似たような考え方、口調、性格の人にものすごく怒りを感じてしまうなど。

 

人に対してではなく、トラウマを思い出させるものや場所で反応が出ることもあります。

 

普段からすごく嫌だなと思っているものの中で、つらい経験に結びついているものもあるかもしれません。

 

自分の強いリアクションが、過去のどの傷に反応しているのかすぐわかる場合もあれば、ちょっと探らないとわからないこともあります。指摘されると納得するようなことでも、自分ではなかなか気づかないことも。それは、思い出さないようにする心の防御が働くためです。

 

自分を知ることは傷を癒して楽になること。その結果人生の可能性も広がります。

 

 

 

 

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心のどこかで、嫌だなと思う自分を許してはいけないと無意識に思っていませんか?

 

前向きになれない自分、同じような失敗ばかりしている自分、体調が悪い自分、メンタルが弱い自分など、何かができない自分や、過去の過ち、間違った選択など、どこかで自分を責め続けていることがあります。大変よくあることです。

 

でも責め続けて何かよいことが得られるでしょうか?嫌な気持ちになり、エネルギーを奪われ、負のループへと自分で自分を引きずり込んでしまいます。

 

まずは、そのようなことを自分でやっていると気づき、認めること。これは大きいです。

 

なぜなら、うすうす自分を責める傾向はわかっていても、それにちゃんと向き合えていないことが多く、結局長い間心の片隅で自分を責め続けることになってしまうかもしれません。

 

はっきり認識することに大きなパワーがあります。

 

自分で自分を許せていないことが、心のワークでの大きなブロックになってしまうこともあります。

 

自分で自分の道をはばんでしまう。

 

何かがうまくできなくても、自分という存在を認めてあげましょう。認めてあげるとは冷たく接しないで、温かく見てあげるということです。

 

間違ったものを選んでしまったとしても、許してあげる。そのかわり、その間違いから学ぶことがあったら、将来に役立てましょう。

 

同じ失敗を何回も繰り返したとしても、許してあげる。自分の過ちも許してあげる。許す寛容さが、もう少し諦めないで頑張ってみようと思える心のスペースを作ってくれます。

 

許しがないと、自分自身を縛り付けて身動きできないような形にしてしまいます。それでいい人間になったり、なんらかの成果が上げられるかというと、そうでもありません。

 

何かができるのは心の余裕があるから。まず自分を許してまっさらな状態にしておきましょう。

 

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自分の性格がネガティブだからものごとがうまくいかない、と感じる人はたくさんいます。

 

そして、そのネガティブな自分をさらに責めて自己嫌悪。

 

これでは負のループを促進してしまいますね。それも効果的に。

 

私はクライアントさんとのセッションで、特に最初のうちは、性格的なことはほとんど言及しません。

 

トラウマによって形成された言動パターン、考え方を、その人の生まれつきの性格と区別することが何よりも大事だからです。まず、トラウマ・心の傷を見ていくのが優先です。

 

これは効果をあげていく上で大きなポイントです。

 

例えば、男性に関する怖い出来事があったとします。そうすると、そのトラウマが原因となって、男性一般に対する反応や条件反射、考え方が形成されます。

 

男性を怖いと思い、避けたり、または無力感を感じたり、女性は男性の言う通りにしなくてはならない、などと思うかもしれません。

 

このような考え方、感じ方を、自分の性格であるかのように力づくで変えようとしても、効果がなかなか出ないことが多いです。

 

なぜでしょうか?

 

怖い、と感じた時に作られた反射的な考え方、反応。これは、自分の身を守ろうとするための作用です。恐怖心が強く根づいている限り、これを変えることが難しくなります。

 

それなのに、恐怖心がないかのようにポジティブな考え方だけを取り込もうとしても、無意識の心の反発にあい、ブロックされてしまいます。もともと怖いから無理なのです。

 

サバイバルのため、その時に感じた自分の身を守る方法が無意識に優先されます。

 

ですので、その恐怖心を解くことが先決となります。それにより、この例で言えば、男性に対する考え、感じ方、さらにつきあう男性の選び方なども変えることがずっと楽に可能になっていきます。

 

人によってはあまりにも感情の抑圧が強く、怖かったという気持ちにもアクセスできないこともありますが、その場合は少しずつ自分の感情を出せるようにしていくところから始めます。

 

 

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