なんか、ほっこりしたなあ、っていう、うなぎの話。
それは先日、訪れた千葉・成田にある、鰻専門店『川豊』でのこと。
うな重を食べていた、となりのテーブルには高校生と思しき3人組。
皆がうまそうにうな重をかきこんでいる。
「(うなぎを)苦手になる意味がわからない」
「子供の頃はたれごはんばかり、食べてた」
「骨が苦手だった」
次から次へと、まさに“口を開けば、うなぎの話”。一口食べるたびに、みんなの顔は恵比寿顔。
「うまさ、やばくねぇ?」
まだ続くうなぎの話。
「毎日、食べたら健康になりそう」
「朝飯がうなぎだったら、朝食わない奴も食うだろうね」
「ひつまぶしたべてみたいな」
とにかく、こちらの方が恵比須顔になるぐらい、うなぎ話のオンパレード。
うなぎをこれだけ好きな子たちを目の当たりにして、改めてうなぎの魅力をアピールしつつ、うなぎとの適正な接し方も提唱していかないと思った。
気づいたときには、僕の重箱もきれいに空になっていた。
ご馳走さま、とともに、うなぎにありがとう、と言いたい気分になっていた。