『冬のウナギと夏のふぐ』著者:渡辺淳一 | 鰻に魅せられて

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☆うな重を食べるとそこには笑顔が生まれる☆

相変わらず、あちい、あちいねガーン
セミが力尽きて、道ばたにころがっているのをよくみるよ。水分補給を忘れずに☆

 暑いからってイライラすると、損ばかりするよ。そんな時は、目をつむって大きく深呼吸。たった、これだけで気分も大きく違ってきますよ。


 ところで、昔に読んだ本を引っ張り出してきました、その名も
『冬のウナギと夏のふぐ』(新潮文庫、420円[税込])—。

$☆鰻に魅せられて☆



 著者は“失楽園”、あるいは“化身”などで有名な渡辺淳一氏で、自ら認めるように天邪鬼(=昔話に出てくる悪者。人に逆らい、人の邪魔をする。また、わざと人の言に逆らって、片意地を通すもの)精神を持つ一人。

 
 本書もそうした精神を貫くかのような、おもしろい内容が満載。


 『冬のウナギと夏のふぐ』というのも、要するに


“シーズンで店が混んでいる夏場にウナギを食べず(冬場にフグを食べず)に、すいている冬場に食べる(夏場にフグを食べる)”ってこと。

 渡辺淳一氏自身、
『夏場に(うなぎ屋へ)行かないのは混むから。そして源内先生の手にのりたくないから(中略)しかもお客が少なくてのんびり食べられるのだから絶好』

だって。笑

読んでいて思わず、笑みがこぼれたよ。


 ちなみに渡辺淳一氏の贔屓のうなぎ屋は、日本橋小網町にある『喜代川』です☆。