準決勝第１戦からのスタメン変更はなし。序盤からホームの声援を受けて果敢に攻める湘南だったが、１６分のプレーで菊地俊介が負傷。代わって松田天馬がピッチに入る。
２８分、湘南は金子大毅がエリア左でボールを受けてクロスを入れると、このクロスのこぼれ球を石川俊輝が押し込みゲット。湘南が先制点を奪う。その後も湘南が試合のペースを握るも山崎凌吾のシュートはクロスバーを叩くなど追加点を奪えず。後半に入ると徐々に柏もチャンスを作り、７０分に大谷選手がミドルシュートを決めて同点。試合は延長戦に突入。９３分、湘南はセットプレーを得ると、サインプレーから杉岡大暉のボールに坂圭祐が頭で合わせて勝ち越し。そのまま試合をクローズにかかった湘南だったが、１１３分に柏は右サイドを突破した小池選手のクロスに山崎選手が合わせてゴールイン。試合は決着がＰＫ戦突入。両チーム共に最後まで奮闘した好ゲームはＰＫ戦の末に湘南が勝利。クラブ史上初となるルヴァンカップ決勝進出を果たした。
菊地俊介の負傷交代のアクシデントはあったものの、先制点を奪うまでは本当に良かった湘南。だが、その後も畳み掛けるように攻めて決定機を何本も作るも決め切れず。数多く作った前半のチャンスで追加点を奪えていれば…。という部分においては残念で、リーグ戦においても２点目、３点目を決め切る力が足りないからＪ１残留争いをしているのかなと思う。そうは言っても、この日の湘南は何としても勝ち切るのだという気迫を強く感じた。残りのリーグ戦においても、ルヴァンカップ決勝においても、この試合の経験が生きると思う。Ｊ１残留は達成できるよ。このチームならね。更なる高みを目指して１戦１戦積み上げていこう。我々サポーターも、この試合で見せた声援を常に出せる様に頑張っていきましょう。
