うなすけ映画すけ!

うなすけ映画すけ!

なんつーかとにかく眠いよね。

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『空気人形』

私は心を持ちました。

だから人を好きになりました。



うなすけ映画すけ!


監督:是枝裕和

キャスト:ペ・ドゥナ ARATA 板尾創路 

配給:アスミックエース



 古ぼけたアパートに住むひとりの中年男性・秀雄。毎日家と職場の往復で、夜の楽しみはのぞみと名づけたダッチワイフを抱くこと。

ある朝、のぞみは心を持ってしまう。秀雄の出勤後、動く身体で家を飛び出す。初めて触れる外の世界はキラキラと輝くものであふれていた。朝露に濡れる木の葉にうっとりし、キレイな色の空き瓶に顔がほころぶ。まるでまだ何も知らない小さな子どものようにはしゃぐのぞみ。

秀雄が仕事に出かけている昼間、のぞみはちいさなレンタルビデオ店でバイトをはじめる。そしていろいろな人と出会い、心を持つものの楽しさと切なさを実感する。

のぞみはバイト先の先輩・順一に恋をする。だけどのぞみは空気人形。中身のない、空っぽの体。


性欲処理のために作られた空気人形。みんな他の誰かのことを思って彼女を抱く。所詮誰かの代用品。

これは中身の伴う人間だって同じ。誰にでも何かしらの場面で『自分じゃなくても替えがきくんじゃ?』と不安になる瞬間があるのではないだろうか。

純粋無垢な心を持つものの実体はない空気人形と、心も体もあるものの空虚感に苛まれる人間。

この対比が心を持つものの切なさをよりいっそう際立たせている。








…ライティングの先生に見せたら、すげえ怒られそうな文章。笑


ペ・ドゥナがちょーキレイです。


がっつり脱いでます。でもあまりのキレイさに、エロを全く感じません。


結構オススメです。




これからまた『おもひでぽろぽろ』見ます。


二日連続です。


『恋人たちの予感』

夜眠る前に、誰の声が聞きたいですか?




うなすけ映画すけ!



 男女間の友情は成立するのか。単純かつ難しい質問である。異性とはいえお互いひとりの人間なんだし、友達になれないわけはないとか、片方が恋愛感情を持ったら友達という関係は破綻するだとか。それぞれに『自分のなかでキマリ!』という答えはあるものの、『これぞ正解!』と、皆が頷く答えがない。あなたにとって、男友達はずっと友達ですか?今日の友達が明日の恋人になりえますか?


 大学卒業式直後。ハリーとサリーは、初対面にも関わらず交通費削減のため二人きりで同じ車でそれぞれNYに向かおうとしていた。その道中、見えてくるのは相手のアラばかりで、ケンカも絶えない。終始イライラしっぱなしの、それはもう最悪なドライブだった。

5年後、偶然にも二人は空港で再会する。あの日の記憶が蘇り、顔を引きつらせる二人。しかも飛行機で隣席になり、言葉を交わせばまた口論の繰り返し。しかし結婚式が近いと話す彼が、サリーには以前と少し違って見える。

それから5年のときを経て、またもや二人は出会う。離婚直前のハリーと失恋直後のサリーは、これを機に友達になる。互いの恋の悩みを打ち明け、慰めあう二人。どんなにイイ雰囲気になっても、恋人にはならない。だって私たちは『友達』なんだから!


 最悪な第一印象経由の大切な友達。強い絆ゆえに恋人という新しいステップに踏み出すことができない、臆病者な二人。もう一歩がどうしても出ず、しり込みしているハリーはふと気づく。『僕が一日の最後に声が聞きたいと思うのはサリーだ』恋が恋であると自覚するキッカケは、小さくもとても大切なことであると気づかされる。


 婚活が流行り、お見合いパーティやらアウトドア合コンに出かける人が急増している。そして高身長・高収入・高学歴の3高男子と付き合い、3ヶ月でスピード婚などという話を聞き、焦る女性もいるだろう。だがそんなときこそ近くの男性に目を向けて欲しい。履歴書に書ける事柄こそ3高男子に劣っても、彼らは自分の一番の理解者で陽だまりのような安心感をくれる相手かもしれない。ちょっと見方を変えてみれば、彼が男友達から彼氏候補となるのだ。

運命の赤い糸探しに疲れたとき、この作品を見て新しい視点を得る。もしかしたらその3ヵ月後に、あなたはウェディングドレスを着て笑っているかもしれない。







『空中庭園』

穏やかに、ずっとそこにあり続けるもの



『理想の人生プラン』――― 誰でも一度は立てたことがあるだろう。『大学卒業後は丸の内のキレイなオフィスでお茶くみOL。ステキ上司に見初められて、ゆくゆくは花束抱えて寿退社。子供は二人!一姫二太郎☆(16歳・女子高生)』このように、トントン拍子で行くことは無いだろうと頭の片隅で思っていても、なぜか捨てられない夢。それが『理想の人生プラン』 あの頃抱いていた理想が現実のものになった人は、実際どれだけ居るんだろう。すごく気になる。

 京橋家には決まりがある。それは家族間での隠し事禁止。このルールに則って、どんなぶっちゃけ話だって共有する姿勢の母・絵里子。 『私の出生決定現場ってどこ?』『あなたは野猿っていうラブホテルで、思いがけずデキたのよ』という会話が飛び交う朝食の風景。奇妙だけれど微笑ましい仲良し一家。絵里子はいつも笑顔を絶やさず、その中心にいる。

しかし、実はそれぞれ誰にも言えないモヤモヤを抱えている。絵里子とのセックスレスで欲求不満気味、二股不倫にいそしむドM父・貴史。建物好きで、窓が無い構造のラブホテルに興味津々の思春期真っ盛り長男・コウ。学校をサボり、日中は彼氏とダラダラ暇潰ししている長女・マナ。絵里子は母とのトラウマに囚われ、理想の家庭を築こうと奮闘してきた。だがその努力とは裏腹に、家族のバランスはゆっくりと崩れ始める。

 旦那選び・子作り・新居のチョイスなど、全て自分の筋書き通りにコトを進めた絵里子。理想の人生プラン達成かと思いきや、徐々にずれ始める現実。だんだんと明るみに出る、家族の絆のほころび。上手くいかない現状に、絵里子は追い詰められていく。母親の強さと、一人の人間のもろさ。そのはざまで揺れ動く絵里子が見せる、“笑っていない笑顔”には独特の凄みがある。

隠し事の無い人なんて、この世に存在しない。家族にも打ち明けられない秘密や、踏み込んで欲しくない領域が、誰にだってあるだろう。それを隠すために嘘をつく。隠し事禁止がルールの京橋家でさえ、水面下では秘密を嘘で塗り固めていた。しかし、たとえ真実がわからなくとも、許しあい、今までと変わらず相手を思いやる。これは家族でなければ出来ないこと。どんなに暗い裏側があろうと、もっと深い部分に確かに存在する愛。ラストシーンで垣間見える家族のあたたかさに、ほほが緩んでしまうこと間違いなしである。

うーなです。


授業で書いたやつをちょいちょいアップします。


さっき完成披露試写会(キャスト舞台挨拶つき)が当たった。


バイトがなければいけたのに(ノω・、)


行きたい人、ただであげます。



『サイドウェイズ』


10月5日

17時~


東京国際フォーラム Cホール


数年前にアメリカで作られて、アカデミー賞にノミネートされた『サイドウェイ』のリメイクです。


小日向文世が出てるよー。