基本給を大幅減額して、残業代などに付け替えた問題です。
労働契約法では、労働条件の不利益変更を従業員の同意無しで、使用者が一方的に行うことを禁止している(高度な合理的理由がある場合を除く)ことは、以前にも書きました。

今回は、第2回団体交渉での会社側の説明で納得できない点、給与規程との矛盾点など21項目を挙げ、説明を求めました。

会社側は「一つ一つに答える義務はない。要するに不利益変更だから無効だと言いたいんでしょう。全体として回答する。」というものでした。これでは第1回団体交渉に逆戻りする可能性があります。

私が請求した未払い時間外労働手当に関しては、900時間余り分を請求したにも関わらず、会社側は135時間しか認められないと言っています。会社側の主張の要旨は、「第2世代の時は月30時間分、第3世代では月45時間分は既に支払っている」ということと、「移動時間を引いた」ということだそうです。労働時間を一切管理していないのに、どうやって私の移動時間などを把握しているのかわかりませんが、資料の提示はありませんでした。更に、アサイメントがない期間について、「何をしていた?」、「成果は何だ?」と聞いてきましたが、これこそ私の労務管理をしていないことを認めているようなものです。