2012年5月24日

全労協全国一般東京労働組合
三祐コンサルタンツユニオン
委員長 岡田洋昭

労働組合結成のご挨拶

各位

この度、海外事業本部の有志を核に労働組合「三祐コンサルタンツユニオン(SCIユニオン)」を結成し、2012年5月8日に使用者(会社)に通知致しました。海外事業本部に在籍している社員だけではなく、国内事業本部の社員の方、契約社員の方、試用期間中の社員の方、誰でも加入できる労働組合です。

SCIユニオンは一人一人では立場の弱い労働者が、雇用を守り、賃金をはじめとする労働条件の改善を図るために結成されました。組合活動では、会社に対して、従業員の労働環境の改善、労働条件・待遇の改善、使用者の法令違反(残業代不払い、パワハラ等)の根絶、セクハラの根絶など身近な問題を取り上げ、会社に要求をして、団体交渉を通じて解決・実現を図ります。SCIユニオンは、全労協全国一般東京労働組合(合同労組)に加入し、他社の労組とも互いに協力し、皆さんが抱える労働問題の解決に真摯に取り組んでいきます。

労働組合を結成し活動することは、憲法28条で保障された労働者の大切な権利であり、会社が干渉することはできません。我々従業員は働くために生きているのではなく、生活するために働いているのです。過酷なノルマに起因する残業や休日労働で慢性的な過労状態にある方も多いともいます。「労働条件を良くしたい。でも(個人で)管理職に言ったところで何も変わらない。苛められるだけだ。」と思っていませんか。しかし、何も言わなければ、行動に移さなければ、ワーク・ライフ・バランスは永遠に実現しません。それどころか、労働条件は一方的に変更され、ますます悪くなることが予想されます。

三祐コンサルタンツは社員一人ひとりが違う環境で働いている特殊な会社です。そのような中で、公正で透明な会社運営が行われているとは言えません。セクハラやパワハラ、退職勧奨が皆さんの身近なところで起こっている現実があります。このような環境の中で私たちが安心して働ける、職場に笑顔を取り戻すには、みんなで考えてゆく、参加型、対話型の組織が必要であると考えます。組合員になれば、役員や管理職に苛められると考えていませんか。それは違法行為です。使用者が組合員に対して不当労働行為や嫌がらせした場合には、組合が徹底的に対抗し守ります。団結は力です。特に、海外事業本部の皆さんは世界各国で住民の組織化や協同組合の設立を指導し、住民参加型の組合活動を目指していることと、本質的には変わらないと思っています。

組合結成通知と同時に、具体的な活動として、使用者(会社)に対して、別添の最初の要求項目を挙げ、第1回団体交渉を要求しました。内容が過激と思われる方もいるかも知れません。しかし、交渉する前から譲歩する必要はありません。お互いに腹を割って誠実に話し合い、合意できる点を見出します。それが労使協調であり、労使がお互いに気持ち良く働ける職場を作る基本です。第1回団体交渉は6月1日13時から実施することで既に合意し、現在都内で場所を探しています。相談して頂ければ、皆さんが抱える問題にも取り組みます。なお、活動はしたいけれど名前を公表されたくない方は、匿名でも参加できます。組合員の氏名を使用者に知らせる義務は無いのです。
 
では、皆さん一緒に活動しましょう。当労組への加入をお持ちしております。