第2労働組合を作る

既存の社内労働組合は御用組合で、役に立たない。それ以前に大卒後12年以上の社員は、管理職でなくても、加入できない。規約違反であるが、実態としてそうなのである。従って、第２労働組合を結成するしかない。でも、具体的に労働組合をどうやって作ればいいのか。本で調べ、ネットをサーフし、NPO法人に電話をかけ、合同労組「東京労組」に辿り着いた。

合同労組とは、再保険会社みたいなもの、中小企業の弱小労働組合が使用者（会社）に対抗するために団結し互いに協力する組合である。合同労組の中では、各企業の労組は「分会」になる。勿論、労働者ならだれでも加入できるので、個人で加入することもできる。東京労組は、法人登記されたちゃんとした労働組合であり、労働委員会への救済申立てや提訴もできる。東京労組に相談し、第２労働組合、すなわち分会を結成することにした。

公然化（会社に労働組合結成を通知すること）するまでは、秘密裏に活動した。公然化前は、組合潰しなどの不当労働行為に対して、救済申立てができないからだ。組合加入者を集め、分会を「三祐コンサルタンツユニオン（略称　SCIユニオン）」と名付け、２０１２年５月８日公然化しました。

以下は、会社に提出した労働組合結成通知書です。

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 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012年5月8日

株式会社三祐コンサルタンツ
　取締役社長　殿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全労協全国一般東京労働組合
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　執行委員長　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全労協全国一般東京労働組合
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三祐コンサルタンツユニオン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委　員　長　　岡田　洋昭

労働組合結成通知書

　
貴社に対して、私たちは、憲法と労働組合法の趣旨に基づいて、本日、標記の労働組合（略称SCIユニオン）を結成したことをご通告致します。

私たちが労働組合を結成した目的は、第一に、労働基準法を始めとする労働関係法規を遵守し、三祐コンサルタンツで働く従業員の待遇を改善し、安心、安全で長期に安心して働ける職場作りをすること。第二に、良好な労使関係を築き上げること等です。

私たちは、話し合いを基本に、従業員の待遇改善や、労使の信頼関係を築き上げ、三祐コンサンルタンツの成長を実現したいと決意しています。

貴社におかれても、労働組合の結成趣旨を十分理解され、法の精神に基づいて誠実な対応をされることをお願い申し上げます。