地震はいくつかの要因で起こるが、多くはプレートの沈み込みに起因する。
断層と呼ばれる地殻の裂け目を境に移動することが原因となるが、通常、坂になっているところでは物は坂の方向に転がることは誰でも知っていることである。
■■■■/□□□
■■■/□□□□
■と□の間の/が断層だとする。
見えづらいかもしれないが。
この場合、■は□でできた坂の上になっている。
その下側に移動したとすると、坂を物が転がるのと同じ方向となる。
(□が上に上がっても同じ)
これが正断層である。
/□□□
■■■■/□□□□
■■■/□□□□□
これに対し、物が転がる方向とは逆になることもある。
これを逆断層という。
■■■■/
■■■/□□□□
■■/□□□□□
当然だが、いずれの場合もかなりのエネルギーが必要となるのは想像できる。
正断層は引っ張る力、逆断層は押す力が働くことになる。
そのエネルギー源となるのが、プレートの移動であり、日本列島ではプレートの沈み込みとそれに反発する地殻の移動である。(とされている)
日本列島は4つのプレートがぶつかる地点にある。
ただし、そのほとんどは2つのプレート上に乗っている。
日本列島を東西に分けるのは糸魚川静岡構造線、フォッサマグナである。
西側はユーラシアプレートで、古くは朝鮮半島と対を成す半島だったらしい。
それが移動して現在の位置になっているという。
一方東日本は北米プレートであり、その遥か沖合、日本海溝の向こう側が太平洋プレートである。
こちらは逆に押されて近づいてきたらしい。
ユーラシアプレートと太平洋プレートを押し分け、北米プレートにぶつかっているのがフィリピン海プレートで、伊豆半島はその上にあり、それはフィリピン海プレートに乗って遠くからやってきてくっついたものなのだ。
いわば小さいインド半島(マダガスカルの方からやってきた)である。
そんな境界にあるのだから、地震も多い。
国土面積では世界のたった0.25%しかない日本に、世界中のマグニチュード6以上の地震の20.8%が起きているのだ!
Googleで地図を表示すると、実に興味深いものが見える。
海底である。
太平洋プレートとフィリピン海プレートは見えないが、海底の様子を見ると見えてくる。
Googoleの「地図」で「航空写真」にして太平洋を見るのである。
どのように動いているのか考えながら見ているとかなり面白い。(地震からは離れるが)
ハワイ諸島はひとつの火山からできた島がプレートと一緒に移動し、火山は同じ場所で噴火を繰り返すために、一連の島が出来上がる。
島はその後、海に沈みこんでしまう(ハワイもいずれは海面下となる)のだが、その並びを追っていくと、ミッドウェイ諸島に繋がり、更に追うと北の方に曲がって連なっていく。
その曲った辺りから北を天皇海山群と言う。
日本で付けた名前ではなく、アメリカの海洋学者ロバート・シンクレア・ディーツが歴代天皇(古代が多い)の名前をこれらの海山に付けたのである。
これは今のプレートの動きではなく、過去の動きであり、その際の太平洋の大きさは今とは違うことも考慮しなくてはならない。
また、今は4つのプレートがぶつかっているという日本だが、以前にはもうひとつのプレートがあり、それは完全に沈みこんでしまったという説もある。
その一部だけがまだ地下に残っていて、それが関東平野の真下にあるらしい。
あるいはそのプレートは太平洋プレートの切れ端かもしれないというが定かではない。
関東平野から群馬にかけての地下に、およそ100km四方の独立した25kmほどのプレート(岩盤)があり、つまりは太平洋プレート・北アメリカプレート・フィリピン海プレートと合わせて4つのプレートが存在しているというのである。
今後の研究によるだろうが、従来の地震予知では正確ではないかもしれない。
プレートの境界では大規模地震が起こりやすいが、新たなプレートが想定されると、それに起因する地震も想定しなくてはならないのである。
プレートテクトロニクス理論により大陸移動が起きたと考えられたが、1990年代にはプルームテクトニクス理論が提唱されている。
これはプレートだけでなく、マントル内の冷たい場所(コールドプルーム)と厚い場所(ホットプルーム)を想定し、マントルの動きを捉えるものである。
より大陸移動などを矛盾なく説明できる学説として有力視されているようだ。
それによると、いずれは日本と北アメリカ大陸がくっつくという。
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸と言った方がいいだろう。
日本は地下に沈み込むか、ヒマラヤのようになるか押しつぶされるかで、今のまま無事にくっつくという訳にはいかない。
とはいえ2億年ほど先の話だが。
地震は恐ろしいものだが、それにより起こる津波がどれほど恐ろしいかを目の当たりにした。
次は津波についてである。
断層と呼ばれる地殻の裂け目を境に移動することが原因となるが、通常、坂になっているところでは物は坂の方向に転がることは誰でも知っていることである。
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■と□の間の/が断層だとする。
見えづらいかもしれないが。
この場合、■は□でできた坂の上になっている。
その下側に移動したとすると、坂を物が転がるのと同じ方向となる。
(□が上に上がっても同じ)
これが正断層である。
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これに対し、物が転がる方向とは逆になることもある。
これを逆断層という。
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当然だが、いずれの場合もかなりのエネルギーが必要となるのは想像できる。
正断層は引っ張る力、逆断層は押す力が働くことになる。
そのエネルギー源となるのが、プレートの移動であり、日本列島ではプレートの沈み込みとそれに反発する地殻の移動である。(とされている)
日本列島は4つのプレートがぶつかる地点にある。
ただし、そのほとんどは2つのプレート上に乗っている。
日本列島を東西に分けるのは糸魚川静岡構造線、フォッサマグナである。
西側はユーラシアプレートで、古くは朝鮮半島と対を成す半島だったらしい。
それが移動して現在の位置になっているという。
一方東日本は北米プレートであり、その遥か沖合、日本海溝の向こう側が太平洋プレートである。
こちらは逆に押されて近づいてきたらしい。
ユーラシアプレートと太平洋プレートを押し分け、北米プレートにぶつかっているのがフィリピン海プレートで、伊豆半島はその上にあり、それはフィリピン海プレートに乗って遠くからやってきてくっついたものなのだ。
いわば小さいインド半島(マダガスカルの方からやってきた)である。
そんな境界にあるのだから、地震も多い。
国土面積では世界のたった0.25%しかない日本に、世界中のマグニチュード6以上の地震の20.8%が起きているのだ!
Googleで地図を表示すると、実に興味深いものが見える。
海底である。
太平洋プレートとフィリピン海プレートは見えないが、海底の様子を見ると見えてくる。
Googoleの「地図」で「航空写真」にして太平洋を見るのである。
どのように動いているのか考えながら見ているとかなり面白い。(地震からは離れるが)
ハワイ諸島はひとつの火山からできた島がプレートと一緒に移動し、火山は同じ場所で噴火を繰り返すために、一連の島が出来上がる。
島はその後、海に沈みこんでしまう(ハワイもいずれは海面下となる)のだが、その並びを追っていくと、ミッドウェイ諸島に繋がり、更に追うと北の方に曲がって連なっていく。
その曲った辺りから北を天皇海山群と言う。
日本で付けた名前ではなく、アメリカの海洋学者ロバート・シンクレア・ディーツが歴代天皇(古代が多い)の名前をこれらの海山に付けたのである。
これは今のプレートの動きではなく、過去の動きであり、その際の太平洋の大きさは今とは違うことも考慮しなくてはならない。
また、今は4つのプレートがぶつかっているという日本だが、以前にはもうひとつのプレートがあり、それは完全に沈みこんでしまったという説もある。
その一部だけがまだ地下に残っていて、それが関東平野の真下にあるらしい。
あるいはそのプレートは太平洋プレートの切れ端かもしれないというが定かではない。
関東平野から群馬にかけての地下に、およそ100km四方の独立した25kmほどのプレート(岩盤)があり、つまりは太平洋プレート・北アメリカプレート・フィリピン海プレートと合わせて4つのプレートが存在しているというのである。
今後の研究によるだろうが、従来の地震予知では正確ではないかもしれない。
プレートの境界では大規模地震が起こりやすいが、新たなプレートが想定されると、それに起因する地震も想定しなくてはならないのである。
プレートテクトロニクス理論により大陸移動が起きたと考えられたが、1990年代にはプルームテクトニクス理論が提唱されている。
これはプレートだけでなく、マントル内の冷たい場所(コールドプルーム)と厚い場所(ホットプルーム)を想定し、マントルの動きを捉えるものである。
より大陸移動などを矛盾なく説明できる学説として有力視されているようだ。
それによると、いずれは日本と北アメリカ大陸がくっつくという。
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸と言った方がいいだろう。
日本は地下に沈み込むか、ヒマラヤのようになるか押しつぶされるかで、今のまま無事にくっつくという訳にはいかない。
とはいえ2億年ほど先の話だが。
地震は恐ろしいものだが、それにより起こる津波がどれほど恐ろしいかを目の当たりにした。
次は津波についてである。