こんにちは、いつも有難うございます。
今日はNSR250 MC16のフロントフォークのオイル漏れの修理の続き
前回フロントフォークを分解清掃・点検を行いました。
今日は組み立てしたいと思います。
先ずフロントフォークを組み立てます。
メタル類は若干膨らんでいる為、あらかじめ定位置まで入れておきます。
定位置まで入れておかないと、メタルが斜めになったりして、この後のオイルシールの打ち込みで
メタルにカジリが発生したり、平行にオイルシールが打ち込めなかったりします。
オイルシールです。
以前紹介したNTBのオイルシールセット
オイルシールにグリスを塗布します。シリコングリースです。
オイルシールを組み込むときシールのリップがインナチューブの入り口等で
傷つかないようにビニールで保護してから、オイルシールを組付けます。
オイルシールが入っていた袋を使いました。
強度も有り、破れることなくオイルシールを挿入できます。
オイルシールは挿入可能な所まで、手で平行にバランス良く押し込みます。
その後専用工具で平行に打ち込みます。
いきなり工具で打ち込むと、ななめに挿入され最悪オイルシールをダメにしてしまいます。
部品がダメになっても、近くのストレートで購入できる為、工具はストレート製を上手く活用しています。
Cリングの溝が見える所まで打ち込みます。
Cリングを取り付けます。
Cリングがきちんと溝にはまっているか、マイナスドライバ等を使用し
Cリングを円周方向に回してみます。Cリングが抜けずに回るようでしたら
きちんと溝には勘合しています。
インナーチューブとアウターチューブの抜け止めは
フォーク裏のネジ1本、オイルシールやメタルの抜け止めはこちらのCリングだけです。
どちらも作業不良があると、非常に危険です。
次回、ダストシールを組付けたいと思います。