「あんでるせん」さんを後にして、この日向かったのは熊本駅。

しかしながら、宮崎で起きた地震の影響で、新幹線を含めた九州のJR各線が一時運転を見合わせる等した結果、ダイヤは大幅に乱れ

参考記事

宮崎県地震　九州新幹線と西九州新幹線全線で一時運転見合わせ、宮崎空港発着便にも影響 - 社会 : 日刊スポーツ宮崎県で震度6弱を観測した地震で、JR九州は8日、線路や設備の点検のため、九州新幹線と西九州新幹線の全線で一時運転を見合わせた。在来線は宮崎県内を中心に運休と… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）

www.nikkansports.com

熊本駅に辿り着いた時には、駅ビルのレストラン街はほぼほぼオーダーストップ。

そうした中でも、何とか開いていたオムライス屋さんに滑り込み

その後、駅前の天然温泉をウリにしたスーパーホテルさんに家族で宿泊したのでした。

一時帰国の4日目に熊本を訪れたのは、以前のブログで実現したいことの一つに揚げていた、幣立神宮への参拝を計画していたから。

過去ブログ

『日本一時帰国で実現したいこと』毎年12月29日は、前職時代における仕事納めの日。恐らく多くの方々にとっても、そうである可能性が高いのではないでしょうか。この1年間大変お疲れ様でした私の場合…

ameblo.jp

そのため朝一番で、予約していたレンタカーをお借りし、熊本駅から東の方角へドライブで約一時間半。

九州の丁度真ん中あたりに位置することから「九州のおへそ」とも称される幣立神宮に到着。

幣立神宮は、「高天原（たかまがはら）」神話の発祥の地ともされ

神漏岐命、神漏美命、大宇宙大和神、天御中主神、天照大神といった古代の神々様が祀られています。

約150段の長い石段を登り鳥居をくぐると、そこは霊験あらたかな空間。

日本最古の神社と言われる所以は、現在で11代目となる境内の御神木が命脈により約1万5,000年も続いていることと無縁では無いのでしょう。

現在の御神木であるヒノキの樹齢は約2,000年だそうです。

その御神木の頂点にあった無数の枝葉部分が台風で折れ、本殿を護ったあとも、引き続き境内に植えられ

「高千穂」として、枯れることなく若木が再生している姿に、物凄い生命力を感じます。

境内の奥には、東御手洗神社へと下る山道があり、「五百枝杉」を始めとした巨木が連なる様は神々しいの一言。

10分程下った山道の先に、「水玉の池」と呼ばれる小さな池が現れ、案内板には太古より八大龍王様が鎮まる聖域なのだと記されていました。

池と隣り合わせとなる東御手洗神社の境内には、清らかな湧き水が流れています。

水は非常に冷たく、ペットボトルに注いで有難く拝借したのですが、暑い車中に置いてあったにも関わらず冷たさを維持していたのには驚きました

この神水は、神代の昔に皇孫瓊々杵尊が全国の主要地を浄められるのに使われたほか

中国の始皇帝が不老不死の霊薬を、この神水に求めたとも言い伝えられているそうです。

因みに、幣立神宮内で撮影した幾つかの画像には、不思議な光が写り込んだものが何枚かありました。

中央構造線上に位置するため、異常な磁場の発生がそうさせるのかどうかは定かでないものの

次の記事によれば、幣立神宮の宮司さんも不思議な写真が撮れてしまうことを認めてらっしゃるようです。

参考記事

幣立神宮の謎に迫る！1万5千年の歴史やゼロ磁場なんかの数ある逸話は本当なのか宮司さんに聞いてきた | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト山都町(旧蘇陽町)にある幣立神宮。「1万5千年の歴史がある」「九州のへそにある」「磁力が存在しない”ゼロ磁場”である」「写真に色々神秘的なものが写り込む」「祀られている神様が日本トップクラス」などなど

higojournal.com

一本のYou Tube動画を見たことで、是非とも訪れてみたいと願った幣立神宮ですが

流石パワースポットと呼ばれるだけあって、とても魅力的かつ神聖な場所でした。

当地で語り継がれる「五色人伝説」を始めとして、日本人のルーツや古来神話の世界に思いを馳せずにはおれません。

続けて向かったのも、日本神話でお馴染みの高千穂峡。

幣立神宮からは車で30分程の距離です。

前日に宮崎県内で大きな地震が発生したため、落石等の危険を回避して、当日は名物の貸しボートが終日休止になっていました。

それでも、有名観光地ですから駐車場は満車状態で、駐車待ちの列が出来ています。

阿蘇山の噴火活動（火砕流）による堆積溶岩が急激に冷却され、五ヶ瀬川による浸食作用で形成された高さ70〜80mの断崖峡谷は

遊歩道沿いに約7kmに渡って続き、実に見応えのある景観です。

流しそうめんが、何とも涼しげでした

高千穂峡から更に足を伸ばして向かったのは、天岩戸神社。

天岩戸神社は、古事記や日本書紀で有名な、天照大御神様がお隠れになった天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体とされています。

境内では、30分毎に神職さんの案内による無料ツアーが開催されており、何と拝殿の裏側に入ることが許されていたのでした

お祓いをしてもらった後に門をくぐると、そこには川を挟んで断崖が聳え立ち

その断崖には、「しめ縄」で括られた御神体となる洞窟を見ることが出来るようになっています。

撮影禁止のため画像としては残せませんでしたが、実に神秘的な光景です。

しめ縄発祥の地とされる天岩戸神社ですが、断崖絶壁の天岩戸に「しめ縄」を施すのは大変な作業であるらしく

次の記事によれば、プロの登山家が行っているのだとか。

参考記事

「しめ縄発祥地」に初しめ縄　絶壁に挑んだ世界のプロ：朝日新聞デジタル　しめ縄発祥の地とされる宮崎県高千穂町岩戸の天岩戸（あまのいわと）神社が創建以来初めて、ご神体の「天岩戸」にしめ縄を張った。断崖絶壁の中腹に位置し、専門業者が断念したほどの難所。世界的に活躍するプロの…

www.asahi.com

（上の記事には撮影禁止の天岩戸が掲載）

こうして、熊本と宮崎の各聖地を巡り、非常に充実した一日となりました。

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