カイマクルの地下都市を後にして、一旦ネヴシェルヒルの街にバスで戻ります。

ウチヒサール行きのバス停で待っていると、チキンケバブ屋さんの御主人から声を掛けられ、丁度空腹だったこともあり、スーッと入店。

これが意外にも美味しく、ホテルのあるギョレメ界隈の店に比べても、かなりリーズナブルに感じました（ギョレメが物価高と言えるのかも）。

次の目的地であるウチヒサールは、トルコ語で「外城塞」を意味し

その中心にある巨大な岩は、天然の要塞として長らく活用されてきたようで、ウチヒサール城と呼ばれています。

ウチヒサール城は、周囲でも一際高い高台にあり、かつ岩山の高さだけでも約60m。

内部には多数の地下通路や部屋が掘られて、まるでハチの巣のような外観となっており、かっては1,000人程が暮らしていた時期もあったのだとか。

今では、カッパドキアの定番としてツアーコースに組み込まれることが多く、内部の見学や登頂が可能です。

城の周囲にも奇岩が多く、これらを眺めながら数百段に及ぶ岩壁の階段を登っていきます。

ところどころ、通路を離れてスリルを求めるカップルの存在アリ。

良い子は決して真似してはいけません。

頂上に到達すると、そこには360℃の大パノラマが拡がり、凄い景色でした

なお、城の内部には岩をくり抜いたカフェスペースがあり

コチラでトルコの伝統的な料理であり、クレープのようなギョズレメを、調理しているのを見ながら食べることができるようになっていました。

翌日は、カッパドキアがペルシャ語で「美しい馬の土地」を意味することを知り、急遽ウェブサイトで乗馬のサンセットツアーを申し込み。

ホテルまでの送迎と、妖精の煙突といった観光名所を巡る約2時間の乗馬で、価格は日本円にして一人4,500円程。

初めての乗馬にも関わらず、馬の停め方や左右の曲がり方等を1分弱だけ教わったのみで、緊張のスタートとなりましたが

そんな操縦を、ほぼ実践することも無く、良く訓練されたお馬さんは隊列を乱さずに、ゆっくりゆっくりと前へ進んでいきます。

車道では無い所を行くので、ドライブでは味わえない雄大な景色を堪能することができました。

最終日となる夜は、カッパドキア名物の壷焼ビーフケバブで締めです。

前回のダブルブッキングに懲りたため、帰り便のターキッシュエアラインズは前日にオンラインチェックイン。

無事に席を確保し、朝8時にはシンガポールへの乗継地であるイスタンブールに向けて出発。

こうして、イスタンブール3泊、地中海クルーズ9泊、カッパドキア3泊と半月に及んだ家族旅行を終えたのでした。

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天然の城塞と乗馬