福六寿(沼津市若葉町)鮭釜めし | 気まぐれ野良の食べ歩き

福六寿(沼津市若葉町)鮭釜めし

 11月の東京に54年ぶりに積雪があったこの日、積雪こそなかったものの冷え込んだ静岡。ラーメン
 と言う気分ではありませんでしたが、何か温かいものが食べたい。ふと頭を過る、釜の蓋を持ち上
 げた後に立ち登る、湯気の下の熱々の釜飯(笑)

 沼津で釜飯と言えば駅前の「とり宇」さんが有名ですが、ここ福六寿さん
 もお寿司と並んで釜飯の美味しいお店なんです。



↓ 釜飯のメニューはこちら。固定メニュー以外に、「浜名湖産大アサリの釜飯」とか岩手名物の、
  いちご煮を模したであろう「いちご煮釜飯」等が壁に貼られてありました。

 「旬」と最後尾に書かれた釜めし。今は何が旬なんだろうと、つけ場の親方に尋ねると「旬はねぇ〜
  出ないからもうやってないんだよ〜」との返事(^^;;



↓ 毎月1日に「沼津アーケード街の朝市」や、毎月15日に行われる「あげつち稲荷市」に出店する
  同店、両日には予約になりますが店頭での販売も受け付けてくれます。また大きな声では言いた
  くありませんが、福六寿さんの大きなお稲荷さんは絶品です!こちらは常時店頭でも食べれます
  し、テイクアウトも可能です。



↓ さて約20分くらいで目の前に運ばれてきましたよ(^O^)/ 釜飯の他に、お吸い物、小鉢、画像で
  は見えませんが香の物(柴漬けとキュウリのヌカ漬け)が付きます。



↓ 今回、注文したのは「鮭」の釜飯!どの釜飯にしようか迷ってしまったので、

 「親方、どの釜飯がオススメ?」と親方に困って尋ねると

 「どれもオススメだけど、この時期<鮭>なんてどう?」と答えてくれたので2つ返事でお願いし
  たんです。

  いやぁ〜贅沢な鮭の釜飯ですね〜♪ てっきり鮭のほぐし身だけかと思ったらイクラも入った、
  所謂「親子」じゃありませんか!( ´艸`) お寿司屋さんだけあってイクラは常備してあります
  ものね。しかもほぐし身もイクラもご覧の通りタップリ!これで¥1,000なんてCP良過ぎ!



↓ 本来なら豪快に掻き混ぜてしまうのでしょうけど、イクラが潰れてしまうのも忍びない。潰れな
  いように杓文字で下から優しく持ち上げて、お茶碗へ移します。



↓ ご飯は生のお米で1合ほどでしょうか。1合とは言え、炊き上がればこのお茶碗の大盛り2杯分
  はあります。炊き立てのご飯は若干柔らかめで、生臭さを消すための牛蒡とコクを出すために使
  っただろうお揚げを刻んだものが入っています。羽釜の裏側はテフロンになっているので最後の
  1粒まで綺麗にすくって食べることが出来ますよ。

  ハフハフしながら炊き立ての美味しい釜飯が食べれるなんて、日本人に生まれて本当に良かった
  と心から思えたひと時でした。



↓ 小鉢には自家製の卵焼きとガリ。甘くてごま油の微かな香りを見つけることが出来ます。



↓ 椀はカツオ節で出汁を引いた、三つ葉の香るお吸い物。



↓ 福六寿さんのお楽しみといえばデザート。今回も黒豆煮でした!表面の皮を口に残さない確かな
  炊き加減。甘さ控えめに炊き上げられた煮豆に掛けられたのは、生クリームではなくヨーグルト!




福六寿

住所:静岡県沼津市若葉町1-43
電話:055-921-3650
営業時間:AM11:30~PM21:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
ホームページ:なし