三代目 味の大西(神奈川県小田原市荻窪)チャーシューワンタン麺 | 気まぐれ野良の食べ歩き

三代目 味の大西(神奈川県小田原市荻窪)チャーシューワンタン麺

 小田原(大西)系を巡る旅。
 今回は小田原の、三代目 味の大西さんを訪ねました。
 朝イチの仕事を片付け、箱根を越えればすぐ小田原市内。遠いと思われた小田原も最近では苦に
 ならなくなりました(笑)

 市役所のすぐ近くにあるんですね。11時前に到着しましたが、既にお店の前には軽トラが1台停ま
 っているじゃありませんか(笑)近づいてみると入り口の引き戸に「営業中」の札が掛かっている
 ので、早速入店です。



↓ 小田原(大西)系では珍しい券売機がメニュー替り。醤油らー麺の他に「酢らー麺」なるものが
  あり、どんな味なのか興味がありますね。
  
  *酢ラーメン用のカエシは陶器の壺に入って湯煎されており、醤油ラーメンに酢だけを入れたもの
   とは全く別物のようです。



↓ 看板が示す「三代目」とはこちらの男性のことなのでしょう、若い青年が1人で切り盛りされて
  います。ネットの情報によれば以前大井町にあった「味の大西 大井店」のお孫さんが場所も新
  たにお店を引き継いだのだとか。



↓ カウンターに7席だけの店内。ダンボール等排除すればテーブル席も作れそうですが、店主お1
  人で切り盛りするにはカウンターだけで対応するのが、移動することなく効率的なのでしょう。



↓ 注文は、お約束のチャーシューワンタンメン(こちらでは醤油チャーシューわんたん麺)    
  ¥1,050(込)

  トッピングはチャーシュー、ワンタン、茹でもやし、メンマ、ワカメ。そして薬味のネギが丼
  全体に散らされています。
 
  オペレーションを観察していると、予めラーメン丼にはカエシ、ラード、魔法の粉が入っている
  ようで、寸胴を沸騰を嫌ってでしょうか、寸胴のスープを雪平鍋に移すとガスレンジで加熱した
  後、丼に入れていました。麺の茹で上がりのタイミングを指で確認しながら、やや白濁したスー
  プをストレナーを使って丼に入れていました。
 



↓ やや濁りのある、お醤油の芳ばしさが立つスープですね。早速飲んでみましょう。

  おお〜 ラードの独特な香りと焦げたお醤油の芳ばしさは、まさに小田原(大西)系!そして
  その直後に鰹節の香りが後から追いかけて来ます。なるほど予習でこちらのお店のスープは、
  小田原(大西)系では唯一、魚介の風味が強いと言われているわけです。丼の縁にラードと一緒
  に魚粉(?)が見えるところから、丼には予め魚粉が仕込まれていたのかもしれません。
  ただ、全体的にまろやかで、ガツンとしたパンチのある塩っぱさが感じられないので、私的に
  は少々残念。店主はスープをラーメン丼に入れてから味を必ず確かめているところから、割と
  大雑把な(失敬)小田原(大西)系ではスープは安定しているでしょうから、この味がデフォ
  なのでしょう。



↓ 麺は細めのピロピロ麺。茹で上がりはやや柔らかめ。ややスープを吸い込む時間が他の小田原
 (大西)系より早い印象を持ちましたが、湯河原の室伏製麺さんでしょうか?



↓ ワンタンは味の大西 湯河原本店さんのように大きめで餃子ライクのもの。ワンタンの皮もスープを
  吸いやすく、やや破けやすいのでレンゲを使って慎重に引き上げます。



↓ 餡は豚挽肉に荒く微塵切りされた、玉葱、ニンニク、生姜、ニラが入っていおり、玉葱のシャリ
  シャリ感が楽しいですね。ご飯のおかずになりえる、非常に美味しいワンタンです。



↓ 肉々しい、味の染みた肩ロースのチャーシューが2枚(1枚を半分に切ったもの)



↓ よく煮込まれて柔らかい、肉厚の巻チャーシューが2枚。




三代目 味の大西

住所:神奈川県小田原市荻窪299
電話:0465-20-3278
営業時間:昼 AM11:00~PM14:30 夜 PM17:00~PM20:00
定休日:金曜日
駐車場:あり(3台)
ホームページ:なし
喫煙:不可