先々週、山女子Wさんと日の出山に行った時の事


お互いの登山仲間の話になって、私は昨年秋に
槍ヶ岳テント泊計画
仲間割れした事を話した





「あああ…それは宮さん、だいぶ辛い思いしましたね😱あのお二人、なかなか癖が強い人達ですもんねぇ」

元々Wさんも同じ職場だったので当然その人達の事は知ってる



WさんはWさんで、プライベートで一緒にお山に行くメンバーがいたそうなのだが、彼らは割とガツガツ登るタイプの人達らしく
歩みが遅いWさんはいつも遅れを取り、ようやく追い付いたと思っても、休憩も取らせてもらえずまた置いて行かれてしまうそうで


「…だから全然景色をゆっくり楽しむ時間がなくて。カメラが趣味なんですが、写真を撮る余裕もないから持って行くの辞めちゃったんですよね…」



それからは徐々にそのメンバー達とは山に行かなくなったと言う


分かる分かる、山って難しいよね
人それぞれペースがあるし、なかなか同じ体力やレベルの人っていないよね
(~_~;)ウンウン




するとWさん


「そんなわけで私も今、一緒に山に行ける人がいないんですよ
だから、来月は一人で燕岳に初ソロテント泊しに行こうと思って」



宮「へぇ〜!いいね!燕岳!(゚∀゚)」


Wさん「お恥ずかしながら、私まだ北アルプスってほとんど登った事がなくてアセアセ
遠いしお金もかかるし…
でも、雷鳥も見た事ないから、雷鳥に会いに行きたくて!初めて夜行バス使って行く事にしました」


宮「いいね♪いいね♪雷鳥可愛いもんね!
でも、確かに北アルプスって遠いですよねぇ…
ちなみに、夜行バスっていくらかかるの?(?_?)」


Wさん「いくらだったかなぁ…でも、確か電車の乗り換え諸々含めて18000円位です上差し


宮「うぇぇぇ!?高っアセアセ
公共交通機関で北アルプス行くのってそんなに高いの!?Σヽ(`д´;)ノ


W「これでも安いプランにしたんですよ〜笑い泣き



マイカー登山も高速代とかガソリン代とか駐車料金とかソロだと高いけど、誰かと行けば割れるしなぁ

ソロで北アルプスって、行く前からハードル高くなっちゃうアセアセ




宮「えー…じゃあ一緒に行っちゃいます?
(ーωー)」


Wさん「えっ!?びっくり


宮「車出せるし、2人で行けばも少し安く上がりますよチョキあっ、でもWさんのお邪魔になる様なら全然いいんですけどバイバイ


Wさん「えええ!そんな事ない!一緒に行きたーい!
でも、車お願いしちゃっていいんですか?チュー


宮「運転は慣れてるしグッ私もW さんと行きたいだけだから
ヽ(=´▽`=)ノ」


Wさん「やった〜!爆笑爆笑




こうしてWさんとテント泊に行く事が決定二重丸
半ば強引に?(>ω<)



正直、去年仲間割れをした時しばらくは


「もう旦那以外の誰かとテント泊に行くのはやめよう」


と思っていた


人に合わせるのって面倒くさいし、こんな思いする位なら一人で生きてく!!って
お山ではって意味↑


でも、その後一人で傷心旅に行った会津駒ヶ岳で出会った人達との温もりや
誰とも話さずに黙々と独りで歩いたお山を振り返ってみて、自分はどこかお山に対し景色だけでなく

『誰かとの出会い』

を求めてるのかもしれない、と思う様になった


人見知りだし、口下手だし、下界では散々他人に揉まれて生きてるんだから、お山くらい一人になりたい!と思う反面
過去を振り返り思い出すのは、どこで誰とどんな景色を見つめ話をしたかという山行ばかり


もちろん、ソロにはソロの良さがあるし
そうした時間も必要不可欠なのは分かってる


でもきっと、そうした出会いや喜びやそこからの学びが血肉になり、今の私という人間を形成させてくれているんだと思う


ただ、お山に対して熱くなるばかりに、過去にはガツガツし過ぎて


「もう宮ちゃんの体力にはついて行けないわ〜」


と言われ、一緒にお山に行ってくれなくなってしまった人もいる


その時は、何で?そんな事言わずに行こうよ!って思ってたけど、きっと無意識に自分本位でWさんの様に辛く嫌な思いをさせていたんだと思う…


例の昨年の仲間割れ依頼、ヒゲおじさんのH氏とKさんとは連絡を取っていないし、たとえ関係を修復出来たとしてもまた一緒にお山に行く事は無理だろうと思っている


けれど、そういった過去を振り返ると、私なりに反省点が多々出て来る


あの時、あの人は私に合わせてくれてたけど、私はあの人の気持ちに寄り添えてなかったな、とか

意固地になってイライラして、言葉にトゲがあったかもしれないな、とか

もしかしたら、実は自分が一番ワガママだったのかもしれないな、とか…


その時の自分を客観視すると、幼稚だったんだな、と恥ずかしくさえ思う



Wさんとは決して体力も歩くスピードも同じとは言えないけれど、燕岳に登って雷鳥を見たい!という彼女を応援したいと思ったし、何より素直に一緒に行きたいと思った


考えてる事が近い者同士
同じ景色を見て感動を分かち合う、という出会いを求めているのかもしれない


これまでの反省を大いに踏まえて
はたしてどんな山行になるかは分からないけれど


来月下旬、燕岳!
行って来ます!!!!
٩(๑`^´๑)۶








おまけ


鹿の子雀・千歳にどこまで近寄れるかチャレンジ


ケージの脇でちんまり中




ずん




ずずん




ずずずん




まだ大丈夫?




お?逃げない




すごい!近い!!




飼い主が嫌いな千歳
普段だったらすぐに逃げるのに、眠くて仕方ない様子なのでした〜