私には、時々見る子供の頃の記憶の夢がある




新しい幼稚園に転入した頃の夢だ



それまで同級生がたった3人しかいない小さな山の中の幼稚園で過ごしていた私

それがある日突然、両親の仕事と家の都合でマンモス級の幼稚園に通う事になり

転入早々、私は園の近くのアスレチックフィールドで行われる野外活動に参加する事になった


上級生も下級生も皆交ざり合って、大勢の園児達が一斉に飛んだり跳ねたり走り回ったりとはしゃいで遊ぶ中

私は、同じクラスの子はおろか他の知らない子達に囲まれ、誰とも話せず遊べずにいた



すると突然


「ねぇ!お前」


と、どこのクラスか分からない男の子2人が


「ちょっと、これ持っててくんねー?」


と、焼きそばを入れる様なプラスチックのパックを私に突き出して来た


中には、男の子達が捕まえたであろう、蛙やバッタがたくさん入っていた


「えっ…」
「じゃーよろしくー!」


そう言うと、私が返事をする間もなく男の子達は走り去って行ってしまった


その場にポツンと取り残された私


渡された虫達は、狭い焼きそばパックの中で元気にピョンピョンと動き回っている


男の子達、どこ行っちゃったんだろう
これ、いつまで持ってたらいいのかな…


そんな事を考えていると


『ここから出してくれ!!』


と言わんばかりに力強くジャンプを繰り返す一匹の蛙が、パックの隙間から手を出した


(あっ…!)


パックは上下を一本の細い輪ゴムでくくっているだけなので、しっかり四角を抑えていないといけないのだが、自分一人の手で抑えておくにはちょっと大きい


(どうしよう、どうしよう…
でも、ギュッてしたら蛙さん、手痛いよね)


そんな私の戸惑う気持ちが伝わったのか
蛙はより一層力を入れてパックの隙間から手足を伸ばす


その蛙のパワーに圧倒された私は、思わずパックを抑える両手の力を緩めてしまった


『そら逃げろー!!』
『やれ今だー!!』



そう言わんとばかりに、パックの隙間から、それを制止しようとする私の指の間から、次々と飛び出して行く虫達


溢れ出した虫達はポトポトと小さな音を立てて自分の足元に転げ落ちて行く


その光景をボー然と立ち尽くして見ていると
先程の男の子達が戻って来た


「あーっっ!てめぇ、ふざけんなよ!!」


そう言って彼らが持つ虫採り網の中には、今し方捕まえて来たであろう、新たな虫達が入っていた


「使えねぇヤツ!」


もう一人の男の子がそう言い放つと、私の手からバッとパックを奪い取り、行こーぜ!と言って離れて行った



また、その場に一人になった私


私は分からなかった


ふざけんなよ
使えねぇヤツ


ふざけてないよ?
どうしたら良かったんだろう

使えねぇヤツ?
どうしたら良かったんだろう


だって…でも…だって…でも…



そして、目が覚める




今思えばたぶん、きっと
私が物事を深く考える様になったのはこの時からなのかもしれない



どうしたら怒られない?
どうしたら嫌われない?
どうしたら迷惑をかけない?
どうしたら必要とされる?


本当は私といたくないのかな
私といても楽しくないよね
私といたら疲れるだろう
私といたら申し訳ないよ



私なんか
私なんか
私なんか…




大人になればなる程、そんな思いが強くなって行った


繰り返しあの頃の夢を見て朝を迎えては

はぁ…私の生き辛さは初めから始まってたんだなー
って、ずっと自分をさげすむ様に見てた


けど

今はその夢の中の小さな自分を、ギュッとしてあげたい





周りから見たら、きっと呆れる程自己肯定感が低い私


現に、以前友人に


「自分なんか、って言うなよ


と叱られた事がある


好かれと思って声をかけてくれたり手を差し伸べてくれる人がいても

嬉しい反面、申し訳なさが上回ってしまい
その善意を、素直に受け取れない捻くれた自分がいる



自己肯定感の低さはSNS上でも同じ事で


(この人どうしていつも私なんかのブログに来てくれるのかな…同情で付き合ってくれてるのかな)

とか

(前によくいいねしてくれてた人、今は全然来なくなっちゃったな…きっと嫌われちゃったんだろうな)


等と、心のどこかで思って一人で悶々としてしまう事がある
だったらSNSやめろよって話なんだけど



でも、そういう風になんでもネガティブに疑う所も
幼い頃に甘えたり自分の気持ちに素直になれず

ギュッと蓋をし続けて来たからなんだって分かった


今は、(元々こういう性格だから…)って決め付けず
自分を幸せにするためには、少しずつでいいから、思考を変えて行かなきゃなって思う


今、アダルトチルドレンについての本を読んでいるのだけど、思考はいくつになっても訓練で変えられるらしいおやすみ









話はガラーッと変わりますが
先日、知人からの頼みで足モデルをやって来ました


元職場の仲間で

「自分でオリジナルのアウトドアアイテムを作って販売したい!」

という目標をかかげてる人で
その試作品作りとデータ収集+宣材写真の撮影をしたいとの事で、アウトドアフィールドで履けるサンダルの足モデルになってくれ〜と言われ

「私の足なんかじゃ…」

と言いかけたのをグッと抑え、快く協力して来ました
まずはこういう所からだーね(^^;



場所はこんな自然豊かな川原にて






ソールは事前に伝えておいた足のサイズ(23 ㌢)にカットしていた様で
実際に足を乗せ、指やかかとの位置を採寸し、紐を通す穴を空ける
ちなみにソールはビブラムです






紐の長さも測って切って通す

紐は通す位置を変えたり色を変えたりとアレンジが出来て、今の所3Way使用で試作中との事






ペカ〜ッ!完成〜キラキラ

よく見ると爪のマニキュアがよれてるのはご愛嬌(笑)

わらじみたいに履く事も出来るけど
足首レースアップにすると可愛いニコニコ







まずは川をバックに何パターンか撮り
はたから見たら何してるのかちょっと怪しい光景かも






「私が作りましたグッ

の製作者の宣材写真は私が撮る↓
たんにオジさんが一人ではしゃいでるだけの図(笑)






少し場所を変えて山の中でも
踵を固定すれば登山でも使えそうなくらい歩きやすい♪






貢献出来たかは分からないけど、仲間の目標が叶う事を願います






おまけ星


その知人から台湾土産に小鳥の笛(実際に吹ける)をいただきましたー

可愛いニコニコ