社会人になってからというもの、販売員という仕事柄土日祝日やカレンダー通りの大型連休とは無縁だったワタクシ
事前申請をすれば休めない事はないけど、忙しくて人手が必要なのにわざわざ休む理由はない
ですが、旦那に続き昨年転職した事により、夫婦ともどもこの年末年始はお休み
実家の栃木の両親から
「たまには夫婦揃ってこっち来て、ゆっくりしなさい」
との言葉をもらったので、ありがたくそうさせてもらう事にした
しかし世間の休みの混雑具合を知らない我が夫婦
「お昼は佐野のサービスエリアで佐野ラーメンでいっか♪\(^o^)/」
なんてお気楽だったものの、いざ到着してみると食券を購入するだけでも長蛇の列
Σ(゚Д゚;)
ならばもう途中のファミレスでいっかと高速を降りるものの、どこもかしこもこれまた大行列
Σ(゚Д゚;;)
平日休みでガラガラの日常しか知らない我らには、その行列に並ぶ勇気も忍耐力もなく
あまり遅くなっては夕飯が食べられないからと、結局お昼抜きで帰省したのでした
(;´Д`)
実家に荷物を降ろして一息ついた後は近場の日帰り温泉に行く事に
あ、もちろん鳥たちも一緒に全員帰省してます
地元にいた時はよく通っていた、大きい露天風呂が魅力のお気に入りの日帰り温泉♪
久しぶりで楽しみだなー(*´ω`*)
と思って来てみると、案の定こちらも大賑わい
脱衣所も洗い場も人でごった返しの順番待ち
致し方ない、これが世間の年末年始なのね
(;´Д`)ハァー
少し待って脱衣所のカゴがあいたので服を脱いでいると、周辺の畳?藁?の床がやたら濡れている…
誰か水をこぼしたのかな?と振り向くとそこには
妖怪
ビショビショ婆
おいおいおいおい
ふつー上がる時には水滴拭くのがマナーでしょうが
てか、なんならまだ頭や背中に流し切れてない泡がついてますけど!?
もちろん、他の人達も怪訝そうな迷惑な目でその人を睨んでる
しかもその婆、そのビショビショのままパンツを履き出す始末
タオル、使わないんかい…。。
入場するとラッキーな事に洗い場が2箇所空いてる
さっそく場所を確保してシャワーで体を流していると、隣の空いてた洗い場も直ぐ様オバちゃんがやって来た
ところが
「あら?お湯が出ないわね…」
壊れているのか、温度設定がうまくいかないのか、シャワーがお湯にならない様子
するとそのオバちゃんがとった行動が
妖怪
カランで
直接行水婆
カランのお湯の出口はかなり低い位置なので、土下座スタイル
床にへばり付きかなりしんどそうに頑張って頭を洗っていて
更にそれを隣のオバちゃんがめちゃめちゃガン見していた
あんまりジロジロ見すぎるのも失礼かと思い、私は見てないフリしつつ自分の体を洗う
すると後方から
「ほら、もっと背筋伸ばして?」
「こ、こう?」
「もっとシャンと!ちゃんと洗えないわ♪」
「もうそれくらいでいいけどねぇ…」
と、何やら話し声が聞こえて来た
鏡越しにチラリと見ると、オバちゃん同士が背中を流している様で、一見微笑ましい
でも、洗われてるオバちゃんがどうもやたら遠慮しがちだなぁと改めて見てみると
妖怪
垢擦り婆
まるでヤスリにかけられた様に背中が真っ赤っ赤ですけどー!?
「自分じゃちゃんと洗えないでしょ〜♪」
「そうねぇ…」
と、相手の強い好意を断り切れない弱いオバちゃん
余計なお世話ながら二人の関係性が心配だ…。。
体を洗い終え、お楽しみの露天風呂に向かう
電車でも休憩室でも端っこが好きな私
この時も、岩に囲まれた端っこを選んだ
(*´ω`*)極楽極楽♪
すると、まるで鏡餅の様ななかなかのワガママボディなマダムが、ダムを堰き止めるかの様に私の真ん前にやって来た
もっと広い所に行けばいいのに、なぜ故にここに…
するとそのマダム
上機嫌に鼻歌をうたいつつ、その立派なお腹を両手で抱え、右に〜左に〜と、ヒネり運動を始めるではないですか!
妖怪
ゆさゆさ婆
恐るべし
カレンダー休み
こうして平日では味わう事のない洗礼を浴びた宮なのでした…