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非定型BSEについて農研機構が新たな知見を発表しました。


~飼料規制はやはり重要です~

 牛海綿状脳症(BSE)は、牛の脳や脊髄などに「BSEプリオンたん白質」が蓄積する牛の病気であり、感染牛の肉骨粉などを飼料として牛に与えることにより伝達します。
一方で、従来型の「定型BSE」とは特徴が異なる、「非定型BSE」の存在が分かってきました。非定型BSEは、H型とL型の2種類が知られています。これらはいずれも定型BSEとは異なり、孤発性に発生すると考えられており、これまで牛に経口で非定型BSEのBSEプリオンたん白質を投与することによって伝達が成立したという報告はありませんでした。

 本日、この非定型BSEについて研究を進めてきた農研機構動物衛生研究部門が、大量のプリオンを経口投与した場合に、L型非定型BSEが牛に伝達されたことを発表しました。

 食品安全委員会では、昨年8月に公表した健康と畜牛のBSE検査の廃止に係る食品健康影響評価の中で、非定型BSEに関するリスク評価を実施しています。

 本評価においては、最新の科学的知見、牛に対して肉骨粉などを飼料として与えることを禁止する(飼料規制)などのリスク管理措置や種間バリア(種を超えた伝達が成立しにくい現象)の存在を踏まえると、脳や脊髄などの特定危険部位以外の牛肉等の摂取に由来するBSEプリオンによる人のプリオン病発症の可能性は極めて低いと判断しました。

 今回の研究結果は、上記の評価結果を覆すものではありませんが、定型BSEだけでなく、L型非定型BSEの発生を予防するためにも、適切な飼料規制を継続していくことが重要であることを示しています。

 食品安全委員会では、引き続きBSEに関する情報を収集してまいります。

農研機構プレスリリース


牛海綿状脳症(BSE)国内対策の見直しに係る食品健康影響評価(健康と畜牛のBSE検査の廃止)(2016年8月)