改変期恒例の見ていた作品の感想と、チェックしたこれから放送される作品のご紹介です。
まずは’23夏から見ていた作品はこちら。
●もののがたり 第二章
●呪術廻戦 懐玉・玉折
●わたしの幸せな結婚
●百姓貴族
●スプリガン
●デキる猫は今日も憂鬱
●死神坊ちゃんと黒メイド 第2期
●マクダマドライブ
以下個別の感想です。※自衛ヨロ!
■もののがたり第二章
長月ぼたんの中の眠るマレビトを巡り、岐兵馬の宿敵である付喪神、唐傘の集団である藁座廻が襲来する第二章。
ラブコメ目線的に見ている私としては、バトル面は正直どうでもよくて(おい)、今回の第二章では兵馬に対するぼたんの心の動きが丁寧に描かれているのが良かったなと
相変わらず兵馬は不器用なものの、ぼたんに対して「守る」宣言をした後、本当に窮地で助けに来た時は、ぼたんじゃなくても
「惚れてまうやろ!!」と言いたくなった
ぼたんの家が襲われ、敷地に結界を張っていた婚礼調度の匣(くしげ)が、一時期壊されて付喪神化出来なくなっていたが、復活した最終回に初めて喋ったので、兵馬と同じくらい驚いた!
最終回だけのキャスティングにしては、CVがメチャ豪華&納得の父性。←
あわよくば、もっと兵馬がたじたじオロオロするラブコメが見ていたい!(二人が結婚式を挙げるまで見たい!!)
■わたしの幸せな結婚
作画がメッチャ綺麗で、最初は時代が少し古いだけのラブストーリーかと思っていたら、異能を持つ家が貴族となるファンタジー要素もあって、設定は非常に面白い。が、全体的にシリアスなのでテンポが遅く、また主人公の性格が境遇からかなり内向的なので、私的には視聴にかなりストレスがあった
もうちょっと旦那様の久堂清霞が美世に好意を持つ過程を見たかったのと、美世の実父は一体何をしたかったのかが謎。
二期の制作が決定しているようだけど、これ以上どう話が展開していくのか予想がつかない。(不倫? 不倫なの!?)
■百姓貴族
北海道の大きい酪農&農家での暮らしを描いた荒川先生のエッセイ的5分アニメ。荒川先生の父親役に千葉繁さんがキャスティングされ、作品全体の雰囲気がコミカルに描かれている。
農家や酪農の実情自体に未知の部分が多く、非常に興味深いが、北海道の農家となるとまた規模が違って、大きいところには大きいところなりの苦労があるんだなぁと勉強になった。銀の匙にも描かれていたけど、農業高校の話も非常に興味深い。買っているペットの話も面白かった
■スプリガン
超古代文明の遺産を悪用されないよう回収・封印を担う民間組織「アーカム」の工作員“スプリガン”の活躍を描いたSFアクション作品。そこここに大友克洋先生の作品雰囲気を感じるので、どうしても’80~’90年代のSF臭の古さが拭えなかった。
主人公の御神苗優の説明があまりなされないままオムニバス形式で話が進むので、最終回まで優の生い立ちが非常に気になる。特に序盤で優が孤児院出身だとわかるので、何故孤児だったのかがずっと気になっていた。
アクションシーンや展開は、優の身体能力や咄嗟の判断力、彼の着るパワードスーツの性能に見どころはあるものの、前述した理由でどうしてもどこかで見たことある感が拭えなかった💦 でもこの作品を見て、『GANTZ』に出てきた仏像の敵は、スプリガンの影響を受けていたのかなと勝手に思った。SF作品で仏像みたいな宗教的な象徴が襲ってくる謎の怖さは、凄く面白い!
スプリガンの仲間(優の仲間?)が個性豊かでイイので、次クールがあればまた見たい。
ヒーローたちが皆バディを組み、新参入のヒーローや映画版に登場したライアンも加わり2クールで放送された2。NHKで放送されたせいか、災害やスポーツ中継が伸びる度に番組時間が変更され、ちょいちょいちゃんと観れない回があって個人的には残念だった。
バディそれぞれの関係性に萌えがあり、萌えが何倍にも増えて良かった
ただストーリーとしては、ウロボロスの組織の全容がまだわかっていない(よね?)のと、前半に出てきた2人組のヴィランは何だったのか? ネクストと非ネクストによる差別や混乱というのは面白かったので、もう少し敵を(&組織も)丁寧に作り上げて2クール一貫したお話を見たかった。
最終回の虎徹のスーツを着て戦うバーナビーは、めちゃくちゃ熱くてカッコ良かった&感動した!
■アクダマドライブ
過去の戦争により日本(?)は“カンサイ”と“カントウ”に二分され、犯罪者はアクダマと呼ばれる世界。善良な一般市民だった主人公♀は、タコ焼き屋で500円を拾ってしまったことから、“詐欺師”として凶悪なアクダマたちと共にサバイバルミッションへと挑むストーリー。ダンガンロンパを思わせる極端な世界観とストーリー展開なので、その辺りが許容出来る人向け作品。
キャラクターが次々に死んでいくので、最終的には虚無しか残らない。序盤で見るかどうか迷ったが、何で見てしまったのかと言えば、処刑課の師匠(CV:大塚明夫さん)がめちゃくちゃカッコ良かったからに尽きる!
師匠の最期の回は、メチャクチャ師匠の写真を撮った。←
■死神坊ちゃんと黒メイド 第2期
1期は日常系の内容で終わったかと思いきや、2期では死神坊ちゃんの呪いをかけた魔女が誰なのかわかったり、カフとザインの関係性が描かれたり、ザインの魔法で主人公に呪いをかけた魔女を倒そうとする魔術師たちが現れ、主人公たちを魔術学校へ入学させる展開が描かれる。
カフとザインが入団したサーカス団の団長さんが、細かいことに全く拘らな過ぎてイイ男だった
オクサンタコマジョダシ! 魔女のダレスが予想より全然イイ奴で、しかもウォルターを好きになったら乙女を拗らせたストーカーみたいになっててそれも面白かった。最後にアリスの母親が長い眠りから目覚めていたので、今後どうなるのかまた次クールがあれば見たい。
(※2023/9/25はここまで)
■贄姫と獣の王
春から2クールで放送されていた作品。魔族と人間の国が存在し、人間国が魔族国に生贄の娘を捧げることで2国の均衡が保たれていた世界の、生贄の娘と魔族の王のファンタジーラブロマンス。魔族国という設定ではあるものの、ビジュアル的にはアニマル王国だったので、動物好きの私は最後まで楽しめた。特に、サリフィの聖獣として登場するベンヌ(CV吉野裕行さん)がめちゃくちゃ私好みのキャラクターだったので、それ見たさに最後まで見れたところも非常に大きい
ストーリーとしては、ラブストーリーというよりもファンタジー寄りのお話ではあったけど、主人公のサリフィや王様のレオンハートの成長物語としても見れて良かった。
私的には公式Xアカウントで毎週配信されていた、人間と獣が逆転したショートパロディ動画も楽しめてお得だった。
■デキる猫は今日も憂鬱
人間サイズに成長したデキる黒猫“諭吉”(CV安元洋貴さん)と、戦うとメチャクチャ強いが干物女のOLの共同生活を描く日常ドラマ作品。序盤にイケメンの部長(CV小西克幸さん)が出てきたので、
「これはもしかしてホタルノヒカリ的な内容なのでは!?」と期待して見始めたが、そんなことは全く無かった!
けど、主人公と諭吉の絆(?)は描かれていたので、そこは良かった。そして毎回思うのが、
「私も(結婚できなくていいから)諭吉と暮らしたい」。
諭吉がいたら恋愛部分はいらないのかもしれないが、でも恋のキューピット的な余計なお世話をする諭吉や、彼氏の方と意気投合しちゃう諭吉とかも見てみたかった感がある。でも諭吉が小さかった頃の話は非常に良くて泣けた