まずは’23冬に見ていた作品のご紹介から。


REVENGER

うる星やつら
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

弱虫ペダル LIMIT BREAK【第5期】
魔道祖師 完結編

吸血鬼すぐ死ぬ2
もののがたり
ヴィンランド・サガ SEASON2
ノケモノたちの夜
BASTARD‼
HIGH CARD
大雪海のカイナ

トモちゃんは女の子

クールドジ男子

僕のヒーローアカデミア 第6期

 

 

 以下、個別の感想です。※自衛ヨロ!

 

■REVENGER

 内容は完全に『必殺仕事人』だった。江戸時代の長崎を舞台とした、“利便事屋(りべんじや)”という復讐を生業とした仕事人たちの話で、長崎が舞台であることで主軸が外国から持ち込まれたアヘンに絡む内容であり、リーダーが背中に聖母マリアの入れ墨を掘ったキリシタン(?)だったりして、設定は凄く興味深い。必殺仕事人と言えばやはり殺し方だが、顔に金箔を貼って息の根を止めるのは、アニメでしか表現出来ない殺し方だなと感動したが、最初見た時は笑いもしたゲラゲラ 他には凧あげの糸で首を絞めたり、銛を巨大な弓で射たり、花札を投げて刺し殺したりと、バラエティに富んでいて面白い。

 主人公は薩摩の剣士で、藩の密命で婚約者の父親を斬り、それが悪事に嵌められたことだと気づいたことから自分を呪い、利便事屋の仲間として生きるが、婚約者が自分を恨んで自殺してしまったことから最後まで後悔の念が消えず、最後は切ないラストとなった。必殺仕事人のラストとしてはふさわしい終わり方とも言えるが、その後の利便事屋がどうなっていくのかも少し気になるところではある。とにかくシリアスで暗めの作品だったので、必殺仕事人好きには刺さるであろう作品だった。

 

■うる星やつら

 去年の秋から2クール通して放送されたリメイク作品。前作を見ていた者としては、やはりついつい比べてしまうところはあるものの、やはり高橋留美子さんの原作が面白いので、ついつい笑えて楽しめた。

 私的にはやはり面堂終太郎が大好きなので、宮野守さん演じる面堂終太郎が前作の神谷明さんバージョンにも負けず劣らず非常に素晴らしかったので、呪いの人形回では本気でお腹が捩れるほど笑えて私的には神回となった!笑い泣き

 第二期の放送が決定しているようなので、見れれば見たいと思っている。

 

■弱虫ペダル

 去年の秋から2クール通して放送された第5期は、総北高校自転車競技部に入部した主人公小野田坂道の、2年目のインターハイ最終日である3日目を描く。

 第4期から暫く期間が空いての第5期だったので、2年目のインターハイ1~2日目の記憶が乏しかったけれど、総北チームの唯一の1年生鏑木が、“根性のあるバカ”だったという印象だけで見始めても全く問題なくすぐに物語へ没入出来たゲラゲラ 1年目のインターハイの記憶があれば余裕なのかもしれない。

 自転車競技のインターハイ3日目は、選手たちが最後の一滴まで力を出し切り、チームのジャージをゴールへと届けるので、3日間の中でも一番ドラマティックな展開となるのは1年目で経験済み。特にキャプテンの手嶋と箱学の葦木場の山岳賞争いは、中学時代の二人の関係性も相まって非常に印象に残る。終盤で坂道・鳴子・今泉の三人が夢見た1・2・3フィニッシュがチラついてからの、鳴子vs御堂筋→今泉vs御堂筋、そしてラストの坂道vs箱学真波の一騎打ち、どれも手に汗握る展開で、彼らの過ごした1年間や、応援に駆け付けた去年の3年生たちの想いが描かれると、実質の優勝者が1人であることに理不尽さまで感じた。どこから見ても、誰目線で見ても、何回見ても素敵な青春が味わえる、とてもいい作品だなと改めて思う。

 もし3年目も描かれるのなら、総北3年になった坂道・鳴子・今泉の夢の1・2・3フィニッシュが見たい!

 

■魔道祖師 完結編

 3期に渡る魔道祖師の物語が完結する今クールの完結編。最初のクールから感じていたが、この作品は初見の人を置いてけぼりにするので、正直なところ全クールまとめて(続けて?)見た方が理解が深まるので残念だなと思った。

 この完結編で急に出てきたキャラクター(覚えてないだけ?)も居たので、キャラと名前一致しなくて一体誰のことを言ってるのか、今までの謎を回収しているはずなのに「言ってることが全くわからん!笑い泣きとなり、誰か詳しく説明してくれ病に襲われた。完結編開始前に、関係性や敵対家の設定説明の番組くらいはあってもいいのでは!?と思うくらい難しい謎解きだった。

 主軸は主人公のウェイ・ウーシェン(CV:木村良平さん)が何故蘇ったのか?だが、蘇らせたのはCV花江夏樹さんのキャラ(誰?)だと何となくわかった。理由はCV石田彰さんのキャラ(誰?)を破滅させるため(?)と思うが、それがウエイの亡くなる原因となる事件とどう絡んでいたのか、よくわからなかった💦 何となく嵌めたのは石田さんのキャラだとは思うが。花江さんのキャラが本当よくわからないえー?

 ただ、ブロマンスという観点では、この完結編でラン・ワンジー(CV:立花慎之介さん)がどれだけウェイのことを想っているのかが伝わり、それは凄く切なくもあり良かった。それに私的には、江氏の当主でありウェイと義兄弟でもあったジャン・チェン(CV:緑川光さん)も、人間臭くていいキャラだと思った。最後まで素直にお礼を言えなかった彼だけど、多分ウェイとラン・ワンジーの二人の姿を見て、「ラン・ワンジーのポジションに居るはずなのは俺じゃないのか!?」という嫉妬の気持ちもあったように思う。何にしてもウェイとは対等な立場か、あわよくば自分にかしずいてもらいたかったのに、才能の違いからそうはならず、離れてしまったウェイに寂しさを感じていたのかなと思うと胸がギュッと締め付けられた。

 

■吸血鬼すぐ死ぬ2

 しんよこの愉快な吸血鬼たちと、それを狩る愉快なハンターたちのコメディ作品第二期。私的には、ドラルクのお父さん(CV:速水奨さん)とY談おじさん(CV:井上和彦さん)の攻防が、非常に面白い且つお耳が幸せだった笑い泣き イイ声繋がりで言えば、終盤で出てきたドラルクの家庭教師ノースディン(CV:堀内賢雄さん)が、女性という女性を口説くイケオジ吸血鬼だったので、本当にお耳がありがとうございますだった笑い泣き

 ゼンラニウム(CV:大塚明夫さん)と野球拳大好き(CV:千葉繫さん)とマイクロビキニ(CV:安元洋貴さん)あたりは、2期になるとセットで出てくるようになっていて、それだけでズルい! あとナギリ(CV:関俊彦さん)もやっぱり面白い!

 気軽に見れて本気で笑える、私のストレス発散系作品でした♨(ありがとうございます!) ちなみに、ジョンの「ヌー!」だけで説明するBlu-rayのCMもズルかったですゲラゲラ

 

■もののがたり

 審神者である私としては、“付喪神”というだけで興味を惹かれて見始めたが、始めは主人公の兵馬が兄姉を唐傘の付喪神に殺されたというヘビーな過去設定から始まり、悪い付喪神をただただ退治していくバトルものなのかなと思いきや、付喪神たちと一緒に生活している長月ぼたんと一緒に生活せよという流れになり、その付喪神の正体が実は婚礼道具で、ぼたんと兵馬をくっつけようと画策していると知ったあたりから、「完全に私の好き系ラブコメの匂い!!キラキラとなり、俄然見るのが楽しみになった。特に兵馬が堅物設定なのが凄く私好み!!ラブ

 登場する付喪神が何の付喪神なのか、どういう能力を持っているのかも興味深く、第2期が今年の夏に始まるようなので、続編を楽しみにしたい!

 

■HIGH CARD

 イギリスっぽい国を舞台とした、トランプのようなエクスプレイングカードという、持ち主に異能の力を授けるカードを争奪する物語。設定が非常に面白く、OPやED、作画の配色もハイセンスで最後まで飽きずに楽しめた。特にEDが好きで、ハイカード5人が車の中で熱唱して、曲が終わった途端に皆一斉に「すん」となるのが面白いゲラゲラ

 派手な能力もあるので、とにかくアクションに見応えがあった。フィンとクリスのバディもでもあったと思うけど、そうだとしたらちょっとエピソード的に薄いかなと思う。二人とも背負っているものが重いので、そちらに焦点がいきがちで、あまり二人のコンビ力が見れたような気はしていない。もしかして、これからかな?うーん

 欲を言えば、ダイヤ・クラブ・スペード・ハートといった種類の違いや、どの勢力が何枚カードを持っているのかとか、どのカードがまだ未発見なのかとか教えて欲しかった。あとカードの能力もしっかり教えて欲しい。主人公のフィンはわかるけど、正直クリスのカードが何で不死身の能力がどこまでのものか(例えば死なないだけで痛みは感じるとか、傷は出来るけど治癒能力が早いとか)、「プレイ!」って言って身に着けてないと死んでしまうのかとか、詳しく知りたかった。誰が何のカードを持っているかは、多分セーラームーンの変身シーン並みに毎回はっきり見せてくれないと忘れてしまうと思う。(歳のせい?えー?

 まだまだ話は続くようで、第二期が制作決定しているようなので続編も楽しみにしたい。

 

■トモちゃんは女の子!

 男っぽいJKのトモちゃんと、親友である幼馴染との学園ラブコメディ。学園モノへの感情移入が年々辛くなってきた私にも、気軽に楽しめる面白い作品だった! 自分が子供の頃、男友達とよく遊んでいたので、男っぽく育ってしまったトモちゃんに感情移入しやすかったのもあるのかもしれない💦(幼馴染を好きになる気持ちは1ミリも理解できないけど)

 トモちゃんと淳一郎だけでなく、女友達のみすずとキャロルも尖ったキャラで面白かった。特に幼馴染でもあるみすずは、中学生の時に一時期(3日だけ?)淳一郎と付き合ったことがあるという設定が更に面白くさせたと思う。みすずのツンデレ具合や、トモちゃんに対する女性特有の好意と嫉妬心みたいなものが、凄く絶妙に描かれていたようにも思う。

 トモちゃんを意識する過程は、淳一郎が凄く可愛かったけど、最終的にはトモちゃんが可愛いかったにやりラブラブ きっとこういう男っぽい女の子や、暴力シーンのあるラブコメが苦手な人もいるとは思うけど、私の好きなラブコメど真ん中の作品でした!(こういうの待ってた!!)

 

■大雪海のカイナ

 ファンタジー世界だけど、もしかしたら未来の世界なのかもしれないとちょいちょい思わせるSFでもありそうな作品。世界設定がとにかく面白いが、ストーリーの尺が1クールに収まっていないのが非常に残念。人気があれば次クールで表現しようと思っていたのかもしれないが、それにしてはキャラクターに魅力が圧倒的に足りないし、キャラの行動にも疑問が生じる部分が多かった。もう少しラブコメ部分多めでも良かったなと思う。

 この不思議な世界や、船を含める建造物などのCG表現は素晴らしかった。また、OP&ED曲も非常に良い。

 しかし、とにもかくにもまず雪海の成分が説明されてないのが非常に大問題だと感じた。ストーリーや世界設定の根幹に関わっていると思うのに、1クール見終わってもわからないのは大問題だと思う。それ以外にもちゃんと明かされなかった設定には、モヤっとして終わる残念なラストだった。

 

■クールドジ男子

 クールでカッコイイ(?)けど、ちょっといやかなりドジな男子数人がワチャワチャするだけの青春コメディ作品だけど、凄く優しい世界なのでとても癒されたにやりラブラブ 15分という短い尺なのも非常に丁度良く、まさかの2クールで飽きずに楽しめた。(30分で1クールだったらどこかで見るの止めてたかもしれない! とてもGJグッド!

 やはり女性(少なくとも私)には、男性が仲良くするのを見ているのが楽しいという感情があるんだなと、改めて気づかされるイイ作品だったなと思う。

 

■僕のヒーローアカデミア(第6期)

 死柄木(しがらき)率いるヴィラン勢力、“超常解放戦線”との戦いから、日本の秩序が壊れ、ヒーローたちの肩身は狭くなりながらも、オールフォーワン&死柄木との戦いに備えるデク&仲間&ヒーローたちを、昨年の秋から2クール渡って描いた第6期。

 第6期ともなるとスケールがかなり大きな話となり、ヴィランの攻撃で街が壊滅するという展開も描写も迫力満点で、いよいよこのヒーローアカデミアもクライマックスを迎えるのかなといった雰囲気。ワンフォーオールの継承者や、新たな能力の発現も興味深く、また3人だけの秘密としていたワンフォーオールのことを、クラスの仲間や他のヒーローたちも知られることになったのには驚いた。また、ヴィラン連合の荼毘の正体がわかり、轟家の闇が全て明るみとなった。

 無秩序の世界でヒーローたちを嫌悪する市民たちが描かれるを見て、現実世界で大災害に被災するとボランティアをする人たちに「偽善者」と言い出す人たちのことが頭をよぎった。誇張はしているけど、同じようなものだなとつくづく思う。

 第7期の制作が決まっているようだし、今度はオールフォーワンとの戦いでり、世界のヒーローも参戦するスケールのとても大きい話になりそうなので、是非次のクールも是非楽しみにしたい!キラキラ

 

(※2023/4/2はここまで)

 

■ノケモノたちの夜

 悪魔と人間の絆を描いた物語。マッチ売りの少女のような少女ウィステリアが主人公で、人身売買をしている神父に拾われ、孤独に暮らしていたが、悪魔のマルバスと交流するうちに絆が芽生え、悪魔の契約をすることで神父の元を離れ、二人で旅に出るという序盤の設定が凄く良い。

 悪魔のマルバスが人間になるとイケメンだが、悪魔としての姿はライオンの獣人なのも私好みで良かった。ウィステリアが少女なので、恋愛面は描かれないだろうなとは思ったが、マルバスのCVが小西克幸さんだったり、同じような境遇の悪魔ナベリウスは犬のような獣人で、CVが諏訪部順一さんだったりして、個人的な萌えで最後まで見れた。

 悪魔のキャラクターや設定は楽しめたけど、エピソードよりもバトル寄りの展開だったので、バトルには全く魅力を感じず残念だった。ウィステリアとマルバスの旅の様子がもっと見れるかと思われた期待は見事に外れた💦 小さな悪魔と既に亡くなっていた少女のエピソードは切なく面白かったので、そういう小さな出会いの連続ドラマだったらもっと楽しめたのになぁと思う。設定が期待させるだけに、残念でならない作品だった。

 

■ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン

 去年の秋から2クールに渡って放送されたジョジョ6部の後編。アナスイが登場して、私的萌えポイントが増えて断然楽しみになった!キラキラ ジョジョが女性主人公であることの一番良いところかもしれない。やはり女:男の黄金比は1:2だなと♪ラブ

 ホワイトスネイクがプッチ神父だとわかり、徐倫の父である承太郎の記憶ディスクを取り返すために彼を追い、監獄を抜け出し最後の戦いへと向かうのが後編の流れだが、エルメスの因縁の決着や、F・Fの死、ウェザー・リポートの正体が明かされ、記憶を取り戻した承太郎の合流、そしてプッチの新スタンドとの最終決戦と、相変わらず見所満載の面白い展開で楽しめた。

 部を経るごとに、人体や生物の気持ち悪い表現が増えたり、理屈にツッコミどころが多かったりして「?」と思うこともあるが、やっぱりジョジョの魅力はセリフと熱い展開にあるなと思う。

 ラストは徐倫ではなくエンポリオが戦うという意外な展開で、しかもプッチを倒した後の世界が、徐倫たちによく似た別人(?)が続々と出てきたので、これをハッピーエンドとして良いのか謎だった。しかも最終回のOPやEDには、今までのジョジョシリーズの登場人物が出てきており、シリーズの終わりを感じさせて、何とも寂しく切なかった。

 私的にはその後の7部以降もアニメ化してくれるのを期待しているのだが…。何にせよ、別人だとしてもアナスイっぽい奴が、徐倫っぽい彼女を連れていたので、「その二人のラブコメもっと見たい! 承太郎っぽいお父さんに「お嬢さんをください」して、また「何を言ってるのかわからない」って言われるとこまで見たい!!キラキラって思ったゲラゲラ

 

 感想は以上になります。ヴィンランド・サガとBASTARD‼については、まだ続いているので継続して見て行こうと思っています♪

 

 

 それでは、2023年春アニメで私がチェックした作品は……

 

<絶対見るやつ>

TIGER&BUNNY2
ゴールデンカムイ第四期

Dr.STONE NEW WORLD(第3期)

魔法使いの嫁 SEASON2
鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

王様ランキング 勇気の宝箱
終末のワルキューレⅡ

 

<面白そうなやつ>

山田くんとLv999の恋をする

天国大魔境

Opus.COLORs

マッシュルーMASELEー
おとなりに銀河

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2
彼女が侯爵邸に行った理由
君は放課後インソムニア
THE MARGINAL SERVICE
贄姫と獣の王

 

 各項目放送順(私が見れる順番)で表示しています。↑タイトルに公式HPへのリンクが貼ってありますので、もし気になるタイトルありましたら、ティザーPVなど視聴してみると参考になるかもしれませんニコ