今回はこの動画『「ユニクロ、楽天のグローバル化の罠」 公用語を英語にすると日本人はバカになる?』を見て思ったことを、日頃から考えていることと交えて書きたいと思います。ひとりの日本人として、ひとりの父親として、日本の行く末を思うとき、自分の過去への反省とこれからどうすれば良いのか。何をすべきなのかをいろいろと考えてしまいます。

 今月に入り物価高が顕著になってきたと感じます。これから増々、エネルギー問題も食糧問題も深刻な状況になっていくと思われます。一人でも多くの人が、現状を考察し日本の行く末に思いを寄せて欲しいと願っています。

 

 

 この動画を見て改めてことばの重要性を再認識すると共に、もういい加減に改革などという新自由主義的な事は止めて、日本本来の形に戻す努力をしたほうが良いと強く思いました。国史を学ぶことは本当に重要なことですし、学ぶためにも思考するためにも、ことばが無くては始まりません。ことばを失った民族は滅びると聞きますが、当然のことだと思います。国史を振り返れば分かることですが、日本人は諸外国から入ってきた様々なモノを日本に適合させて取り込んできました。入ってきたモノそのものに染まってしまうことは無かったのです。


 グローバル化は日本に限らず、西側諸国と非西側諸国では、程度や進み方の違いはあるにしても、世界中で今も進められています。

 グローバル化とは、私が(たぶん多くの日本人も)考える国際化とは、本質が異なるモノであり、グローバリズムはナショナリズム(国家主義・民族主義)と対局にあります。

 日本でバブルが崩壊し、30年以上が経ちましたが、その間日本の経済は衰退し、デフレが続き、国民は貧困化してきました。さらにその影響により、少子化が進み、世界的な日本の大企業が解体され、最先端技術が人と共に海外に流出し、近年では土地(=国土)までが外資に買われています。

 今の日本が疲弊してしまった原因は多々あると思いますが、主因であると考えられるモノが新自由主義=グローバル化であることは、過去に行われてきた政策や、様々な改革という名の改悪の数々が既に証明しています。

 日本のグローバル化は、バブル崩壊後から始まったわけではなく、江戸末期のペリー来航まで遡れると思います。その後の日本は日本が日本であるために、日本という国を守ってきましたが、大東亜戦争終戦からは、主にアメリカのグローバリスト(国際金融資本)からの侵略が本格的に始まり、その戦略の主軸は日本から日本を消す事でした。

 進駐軍=GHQにより、憲法の改正、国体の改変、焚書や公職追放などによる教育改悪、歴史の喪失と改ざん等々が行われ、それはGHQが撤退した後も続き現在も進行中です。
 
 憲法が勝手に書き換えられ、記述の上では国体が変わってしまったように見えますが、それはあくまで文字だけの事であり、国体は実際には変わってはいないと思っています。当時の日本人はみな国体を維持することを望んでいましたし、今も日本人の心の奥底にある精神は変わっていないと思いますので。

 グローバル化とは、各国の歴史、伝統、文化、言語を否定し、地球上を画一的なひとつの国(とは言えないので)というより、集団とすることで、そこに多様性などという事は有り得ません。グローバリストが「多様性が大切だ」、「〇〇が重要だ」といったとき、実際はその真逆を意味することは、彼らの言動と行動が証明しています。だから、SDGsとか温暖化などということを真に受けてはイケナイのです。

 そして、その画一的なモノの基準、価値観、思想信条は、もちろん彼らのモノであり、その他大勢の私たち一般庶民は、すべて彼らに従えば良いと。それは彼らが支配者であると盲信しているからです。

 日本破壊工作の中で、もっとも効果的だったと思う策略が「教育」です。教育はある意味洗脳でもあります。彼ら侵略者に都合が良いように教え込む=洗脳することで、日本人が彼らにとって都合の良い思想信条を持てば、彼らは私たちを完全に支配できます。

 私たちが思考するとき、その根源となるモノはなんでしょうか。私はこころの奥底にある精神的なモノだと考えています。そして、その「こころ」を形成するのは、先人たちから受け継がれてきた歴史、伝統、文化。そして、知り得た数々のモノに基づきます。

 やまとごころとは、建国以来受け継がれている、歴史、伝統、文化により創られると思っていますが、後の教育、特に小学校から大学に掛けての学校教育が与える影響は大きいと思われ、この時期に正しい歴史や伝統、文化、ことばを教えられなかった場合、当然ですが日本古来からの「こころ」の伝承がされないということになります。

 正しく「こころ」が伝承されなければ、その「こころ」は「やまとごころ」にはなりません。これは非常に重大な問題です。歴史は記憶と同義だと考えられます。だから、国史を知らないということは、記憶喪失状態であることと同じです。建国の歴史を知らないことは、自分が誰から産まれたのかも知らないということ。捏造された偽りの歴史を学べば、記憶を改竄されている訳ですから、自分が誰だかも分からないということです。

 出生も分からない、自分が誰だかも分からない。それに気が付かなければ、一生彼ら支配者の意のままに生きることになります。それで幸せなら良いのかもしれませんが、それは気が付かずに幸せな一個人だけの問題では無いのです

 日本人としての心を失い、彼らの意に従って生きることで、幸せになった人は良いかもしれませんが、その一方では数倍の人数の人たちが苦しんでいる現実があります
 

 やまとごころを失った人たちが、「今だけ、金だけ、自分だけ」という日本人の思想信条とは相反する考え方で、様々な愚策を行った結果が今の惨状であることを、認識しなければこの国は良くなりません。

 

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画をご存知でしょうか。一度狂ってしまった未来は、その起点となった分岐点(過去)にまで戻らなければ、未来は元には戻せません。では、タイムマシンが出来るまで待たなければイケナイのかといえば、そうではありません。

 

 幸いなことに、私たちは国史を学び直すことが出来ます。自分の出生と生い立ちの記憶が取り戻せれば、思考の根源である「やまとごころ」を取り戻せます。

 

 過去の過ちは反省し、修正すれば良いだけです。おかしな法案や政策は直ぐに止めて、まずは元に戻してから考え直せば良いと思います。前回は「記憶喪失状態」での思考でしたが、記憶を取り戻した後であれば、「本来の日本人としての状態」で思考することができます

 

 起点からやり直すことは可能です。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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