わかっていた。
彼女がここのところ、終りにするきっかけを探していることも。
だから、俺の言葉の端を拾っては、俺の気持ちが離れていると感じていたのだろう。
俺は何も変わっていない。
このブログも、あれから書いてなかったんだな。
何も変わってない。
あの時にひと区切りつけたはずなのにね。
彼女の事は、今も変わらず大好きだよ。
でも、そのひと区切りが、お互いを不自由にさせていったんだね。
不自由な環境の中で、二人だけの世界は自由だったのに、いつしか現実は二人の世界の中にも潜りこんできた。
あの時からずっと俺は自分に制限をかけてしまっていた。
「友達」になる。
だから、「好き」は言わない。
ハートは使わない。
キスはしない。
むやみに寄り添わない。
また、辛い思いをさせるために、繰り返さないために、そんな風に振舞っていた事が、余計に辛い思いをさせてしまってたんだな。
俺はバカだな。
彼女は俺と会った後、必ず体調を崩してた。
それだけ、反動があるのを知ってて、今まで誤魔化しながら離れられずにいた。
それは離れたくないという俺のワガママ。
それだけ彼女の事が好きだから。
でも、彼女は俺の気持ちが薄らいでいると思っていた。
それは俺が曖昧な態度をしてるから。
制限をかけてしまっていたから。
もう限界・・・
さっき彼女に言われた。
そうだよな。
俺はこんな言っても、何もしてあげられてないから。
俺の生涯最後の恋。
きっとこれからも、ずっと、ずっと彼女を大好きなままだろう。
いつまでも彼女との足跡を探し続けるだろう。
もう一度キスしたかったな。
彼女を腕の中で感じていたかったな。
すべては自分の蒔いた種。
喜びも悲しみも受け入れなければ。
彼女と歩いた道のりは、すべてが輝いてた。
本当に幸せな時間だったよ。
これからは、彼女の想いは胸の中だけにしまって歩いていかなければな。
俺はまた、元の見守る場所に戻らなきゃ。
だから、これからもいつだって、俺という味方がいることだけは忘れないで欲しいな。
ひとりぼっちじゃない事をね!
俺達は間違いなく、人生最高の出会いを果たした。
これは誰もが経験することの出来ない奇跡だよ。
長い寄り道をさせてしまったね。
でも、何もかもが「最高」だった!
ありがとう。
また、笑顔で会えたらいいな。
本当に出会ってくれて、好きになってくれて、最後まで好きでいてくれて、ありがとう!
永遠の別れじゃない。
涙はその時まで残しておこう。
また会えるよ
約束しなくても
二人は未来と別の世界の箱の外を見つけたけど、そろそろ箱の中に戻らなきゃならないのかもね。
はじまりも、終わりも、二人にはこの言葉しかないね。
「ありがとう」
ずっと大好きだよ。