
チェンソーマンーレゼ篇ーのファイナル舞台挨拶もしっかり行きまして、ライブビューでの舞台挨拶も観させて頂きました。
このように最後まで舞台挨拶がある映画は極めて稀だと思います。
それだけ本作は大きな成功だったのでしょう。
舞台挨拶については純粋に楽しめましたし、声優の皆様にも素晴らしい経験になったようで何よりです。
逆に今迄ずっと観続けたからこそ、終わる事に寂しさを感じたりもしました。
それをこのような形で締め括ることが出来たのは実に幸運だったと思うのです。
改めて、関わった全てのキャストとスタッフの皆様、そして藤本タツキ先生に感謝の言葉を贈りたいと思います。
本当に素晴らしい映画をありがとうございました。
そして、遂にチェンソーマン第二部が完結しました。
その結末は凄いことになっていて、世間も騒然といっています。
私も最終回、いやその一つ前の回を読んだ時に衝撃を受けました。
その時には全く理解出来ない内容だったので、最終回が公開されるまでに様々な可能性を考えました。
そして最終回を読み終わった時も大きな衝撃を受けました。
最初は正直にどう受け止めてよいものかと戸惑ったのは確かです。
それから暫く経った今だからこそ、自分なりに解釈出来るようになったと思います。
それにより、この「 チェンソーマン」という作品がどういうものなのか、理解が深まりました。
そして、先んじて言っておくのですが、私の解釈が正しいとか言いつもりは一切ありません。
その上で私の見解として、本作は本質的にエヴァンゲリオンと同じだと思いました。
エヴァが庵野監督の自分語りであったのと同様に、チェンソーマンも藤本タツキ先生の自分語りの漫画だったのだと思います。
そう思う根拠は一話前のポチタのセリフです。
「 デンジは幸せじゃなかったよね」
この言葉は凄く衝撃的であるのと同様に先生の本音であるとわかりました。
即ち、チェンソーマンは先生を幸せにはしなかったと解釈出来ると思ったのです。
ここまで漫画として成功し、映画も107億というとんでもない結果になっています。
それでも、そういった成功が一個人にとって幸せかどうかはわからないのです。
だから、作品としての解釈をすること自体が無理だし、不要にも思えるのです。
そもそも伏線の回収とか、登場していないキャラクターの生死、それ以前に物語としての整合性、そういったもの全てが藤本先生にとってはどうでも良いのです。
恐らく考えてもいませんし、描く必要性すらないと思っているのでしょう。
それこそ無敵の漫画家と呼んで良いと私は思っています。
だから、それで世間が騒然になっているかなど、全く眼中にないのでしょう。
では、本作の目的は何だったのかと言えば、デンジの幸福です。
それは即ち藤本先生自身の幸福と合致するものです。
第二部でチェンソーマン教で描かれたのはファンと称する信者もデンジを幸せにすることは出来ませんでした。
そしてアサと結ばれる直前の高揚も、それを実現していないからこそ幸せに思えるのであって、実現してしまえば「こんなものか」で終わってしまいます。
この実に冷笑的な考え方を受け入れられない人も居るとは思いますが、実の所ここに真理が含まれていると私には思えるのです。
最終回のデンジはチェンソーマンが居なくなったからこそ日常を得るのです。
実は幸福とは、勝利や成功といった非日常にある喜びの中にはないという説もあります。
逆に平穏な日常にこそ幸福はあるのだと言うのです。
それは案外気付きにくいことですが、実際に成功を得た先生の実感だったのではないか。
この漫画が「幸福」という厄介な問いから始まっていて、だからこそ日常に生きるという結末に至ったのではないか。
そんな風にも解釈出来ると思ったのです。
これで完結、というのが大方の見方ではありますが、私は別の意味で続編はあり得ると考えています。
それは「エヴァンゲリオン」と同様に「 シン・チェンソーマン」として始まるかだと思っています。
しかし、それは相当の時間がかかると考えています。
それは庵野監督がテレビシリーズからシンシリーズに取り掛かるまでに時間がかかったのと同じです。
或いはもう戻ってこない可能性もあります。
私個人としては、どちらでも良いとも思っています。
「進撃の巨人」の諫山先生の場合などは完全に出し切ったからこそ、今はもう描くものは無い状態なのではと思うのです。
だから、諫山先生は続編が無くとも納得しているのです。
それに比べて藤本先生はあらゆる問題に対し、まだ答えを出し切っていないように見えます。
なので自身の答えを見付けることが出来たなら、そこから描き始めるような気もしています。
私はそうなるまで待てば良いと思えたから、今はこの結末を受け入れることが出来ました。
そして、何よりもここまで色々と刺激をくれた「チェンソーマン」には凄く感謝しています。
なので、これから始まる「刺客篇」も心底楽しみにしているのです。















































