1977年開催、国際プロレスのスーパー・ファイト・シリーズ。
シリーズ最初の話題は、IWA世界選手権保持者=ラッシャー・木村対マィティ井上の日本人対決。
カナダへ遠征、武者修行をした井上の打倒・木村への熱き想い。それを迎え撃つ王者ラッシャー・木村。同門対決の行方は。
そして、シリーズの外国人エースは謎の格闘士仮面、マスクド・グラップラー。
超一流の大物か?！とその正体暴きに関心集まるも、開幕戦で自らマスクを脱ぎ、カーボーイ・ボブ・エリスである事を公表。
ディック・ザ・ブルーザーと抗争を繰り広げたカーボーイの伊達男が、スキンヘッドのヒール=悪役に変心。
クロー攻撃で開幕戦から大暴れ。
ロシアの流血怪人"アレックス・スミルノフ"が国際プロレスに初登場。
木村以下、国際プロレス勢を完膚なきまでに撃破。
後にジプシー・ジョーと共に国際プロレスを象徴するエース級の外国人レスラーに。
これ以外にも国際プロレスらしい、味わい深い外国人レスラーが登場。
残念ながら負傷の為、途中欠場のジミー・ジョーンズと、"蛇の穴"ビリー・ライレー・ジム出身のジョン・フォーリー。
ザ・キラーこと、ベンジー・ラミレスと、ジョン・ターコとも名乗っていたアウトロー・レスラー、必殺のショルダークロー武器に国際プロレスに襲来、"渡り鳥"マリオ・レオーネ。
レオーネの様なジョバー=やられ役の外国人レスラーも平成の世となれば味わい深し。
激動の昭和プロレス史の中、独自のパイオニア魂でわが道を行く、国際プロレス。
