2012年12月15日、師走の雰囲気が高まる中、「特撮大百科トークライブ8」が、大阪府寝屋川市内のキャスト社イベントスペースで開催。
今回のゲストは、映画「ゴジラ対ヘドラ」の監督、又、最近ではレジェンダリー版ハリウッドゴジラ・エグゼキュティブ・プロデューサーの坂野 義光氏。
で、オープニングは、特撮大百科の販促イベントですので、キャスト社・藤村氏による各種当日販売商品のご案内。
実はこれがこのイベントの楽しみの一つ。当日販売する商品をウンチク、雑談を交えての紹介。
当日配布の全プレ品は、一部の特撮ファンの間で話題騒然!「インファント島の怪骨」と「公害怪獣ヘドラ 幼体ver.2」の豪華2アイテム。
「怪骨」くんにいたっては、機龍のデザイナー、西川 伸司氏デザインによる「機怪骨(3式)」が、ファン作成のフィギュアで登場。
ますます、怪骨ブームはエスカレート.....
又、猛毒ヘドロ商品「ゴジラ 大ピンチ!!」等の紹介のほか、レジンシェフとうけけ団さんの新作「初代モスラ ニューカークシティ空港着地」も堂々の案内。
満員の会場の雰囲は、大いに盛り上がり。
で、このオープニングコーナーの後、(何故か、キャスト社・中村社長の「うどん接待」を辞退された、)坂野監督登場。
第一部は、東宝入社の経緯に、白州二郎氏が関与していた事や、1970年開催、大阪の万国博覧会での映像に関する業績について、等々が語られました。
そして、映画「ゴジラ対ヘドラ」での劇中のアニメーションを「つげ義春」氏を依頼するも、断られた経緯、又、ゴジラ映画を監督するに際し、原点回帰ではなく、新感覚のゴジラ映画の製作を考えた、これ又、興味深いエピソードが満載。
第二部は、助監督時代の想いでから、
黒澤明監督や、クレイジーキャッツの植木等、一般映画等々の撮影時のエピソード。
又、坂野監督による、「クジラ」を題材に撮影された貴重なドキュメンタリー映像も公開。
そして第三部、エグゼキュティブ・プロデューサーを務めるレジェンダリー版ハリウッド・ゴジラ。その就任の経緯は、遥か彼方、1970年の万博からスタートする大河物語的展開が、大いに納得。
肝心の映画の内容は公言されませんが、話の流れから、多いに期待が持てます。
坂野監督の人柄、映像への深い想いも感じられ、大変内容の濃いトークライブを堪能。
アットホーム的な雰囲気、壇上の出演者の「生」の声を感じる豪華なイベント。
本年度のキャスト社最後特撮イベント。色々とお世話になった、キャスト社の皆様に感謝。
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