天災は、忘れた頃にやってくる。 感想は、忘れた頃にアップする。^^; と言う訳で、ものすごい前になってしまいましたが、1/24(日)、映画 「ソフィーの復讐」 を観てきました。 感想、無駄に長く、ごちゃごちゃなので、少し書き直そうと思っていたのですが、時間が経ちすぎて、もはやその気がなくなりました。^^; 下書きのままで、読みづらいと思いますが、このままアップします。 季節感もありません。 あしからず。 (ネタバレあり)
あらすじは、
***** 外科医の恋人・ジェフ(ソ・ジソブ)からプロポーズされたマンガ家のソフィー(チャン・ツィイー)は、世界で一番ハッピーなはずだった。 ジェフが人気女優・ジョアンナ(ファン・ビンビン)の手術を担当するまでは…。 婚約を解消されたソフィーは、結婚式を楽しみにしている母親にも本当のことを言えないまま。 時間だけが過ぎていくなか、彼女は新作漫画を使って結婚式までにジェフを取り戻すことを決意。 ジョアンナにフラれた写真家・ゴードン(ピーター・ホー)を巻き込み、ついにソフィーの復讐が実行される! *****
その前の週のレディスデイを狙って行ったら、嬉しいやら残念やらの満員御礼だったので、この日は、友人とのランチの前に、早々と夕方の回のチケット購入。 ちなみに友人も誘ってみたのですが(前に断られてるにも関わらず、最後にもう一度、しつこく ^^;)、やっぱり断られた。 ま、こちらも 「アバター」 は断固拒否したので、おあいこなんだけど。
映画館は新宿ピカデリー。 初めての映画館。 いつ頃出来たのか、どこもかしこも、ピカピカで、まだスゴく新しそうでした。 席は、列の段差が大きく、前の人の頭が全く気にならず、足下もゆったりしてるし、イスの座り心地も良いし、さすが新しいだけありました。 ただ難点は、ロビーが狭く、ひどい混みよう。 人いきれのせいか、暑くて居たたまれず(真冬なのに!)、結局、下の無印でウィンドウショッピングしてるうちに、靴と、パーカー買っちゃった。 ロビーの狭さは、作戦かも。 要注意です。(笑)
客層は、映画の内容から言って、殆どが女性客。 男性は、彼女か奥様のおつき合いだけかと思ったら ..、チラホラ、一人で来てる風の男性客もいて、ちょっと不思議に思いましたが、チャン・ツィさんのファンだったのかもしれませんね。 それにしても、居心地悪かっただろうな。^^
で、感想は、うん、楽しかった。 コメディーとしては、イマイチでしたが。(汗) 分かり易いんだけど、ベタ過ぎて、それほど笑えなかった。 でも、力一杯コメディーしてますって雰囲気が、嫌味じゃなく楽しめました。 それに、ファッションも、インテリアも、ハロウィンやらクリスマス・パーティやら、ともかく何から何まで、おしゃれで可愛い! 女の子の好物てんこ盛り。 更に、そこにダメ押しで、イケメン二人(ピーター・ホーさんと、ジソブ氏)追加ですから、内容は置いといても、画面眺めてるだけで、もう半分以上満足できます。^^
ジソブ氏は脇役なので、出番はけして多くありませんでしたが、ほんの少ししか出てないと聞いてたせいか、その割には見られたという感じで満足。 役も厚みはありませんが、リラックスして楽しく見られます。 ジソブ氏演じるジェフは、アメリカ帰りのエリート外科医で、女優と婚約と、肩書きだけはやけに派手なセレブですが、人間的にはごくありきたりの等身大の男性で、その等身大の部分に、素のジソブ氏を重ねて見られて、面白かったです。 ジョアンナのキスシーンがまともに見られないのとか、私生活では案外こんなかなとか。^^; それから、ジョアンナの嫉妬に嫌気がさして、ソフィーに思わず電話をしてしまい、「あぁ俺何やってんだ」 みたいに、軽く凹む場面なんて、すごく自然で良かったです。 あと、アパートで、ソフィーとジョアンナを鉢合わせさせないようにする場面では、ジソブ氏のオタオタぶりと変顔が一杯見られて、めちゃ嬉しい! 確かに、ジソブ氏じゃなくても、誰がやっても良い役ではありますが、そういう何でもない役を、何でもなく演じるのも役者としては欠かせないこと。 今のジソブ氏にとって、こう言う凡庸な役を振られるのは、かえって貴重なことかもしれません。 まぁファンとしては、、カッコ良くて、抜けていて、憎めないジェフ=ジソブ氏を見られて、文句なしでした。
と言うことで、この映画の本命は、ジェフ=ジソブ氏ではなく、実は、ゴードン=ピーター・ホーさんで、悔しいけど、特にジソブ氏が好きと言うのでなければ、殆どの女子はゴードン堕ちだったでしょうね。 笑顔が優しくて、聞き上手で、料理が出来て、いつもそばに居てくれて、どんなわがままも、無茶も全面バックアップしてくれて、兎も角、丸ごと包んでくれる。 理想のパートナー。 そんなのいる訳ない、と思いつつ ^^;、ソフィーがゴードンに癒されるのを見てると、自然と気持ちが和んできます。 まさに、女の子の、夢ですね~。 ピーター・ホーさんは、「上海タイフーン」 で見た時は、特に何とも思わなかったのですが、「スタジオパーク」 で話してるのを見たら、自然体ですごくイイ感じで。 話してる内容も、歌舞伎町のホテルに泊まって、あちこち見て回るのが面白いとか、横浜のスタジオまで、自転車で通ってるとか。 なんか、面白そうな人だなと思ってて、そんなところも、ゴードンの印象にピッタリと合って、とても素敵でした。 特に、笑顔が、悔しいほど素敵。
と、ここまでで、もう充分すぎる程ですが、ファッションよりも、インテリアよりも、イケメンよりも、一番強力に女の子たちにアピールするのは、やはり主役のソフィーでしょう。 可愛くて、綺麗で、スタイルもセンスも良くて、元気で、わがまま。 周りを好きなように振り回しておいて、結局、理想の王子様とハッピーエンド。 羨ましすぎる~。 しかも、妬んで当たり前のところ、可愛いから許せちゃうし。(笑) 若い女の子だったら、絶対、憧れちゃいますよね。 このソフィー演じるチャン・ツィーさんも、今までのイメージとはかなり違いましたが、実に魅力的。 ともかく、キュート! コメディ演技は、ちょっと滑ってる感もありましたが、それがドジなソフィーの抜けた感じに上手く重なってたし、ともかく体当たりで頑張ってるパワーが、ソフィーのぶっ飛び加減とピッタリでした。
そして、美しすぎる恋敵ジョアンナ(この女優さん、サイボーグ的な美しさ!)や、ソフィーの友人役の女優さんもゴージャスな感じで、良かったです。 全体に人物の造詣が表層的で、話もありきたりでしたが、周りの登場人物や、ファッション、インテリアの舞台装置、お金をかけたCG等で、豪華に飾りたててるので、薄っぺらな感じがしない。 この辺を安く上げちゃうと、チャン・ツィーさんの名が廃るから、さすが気合いが入ってるって感じ。^^
兎も角、一片のリアリティも、生活感もない、全くの絵空事で、一本の映画を(しかも、それなりに面白い)、作ってしまったパワーに圧倒されました。 一切中国らしさを感じさせない、と言うより、完全にアメリカのコピーぽいのが、違和感も感じましたが、潔いと言うか、そこまでやっちゃうんだなぁ、と思ったし。 やっぱり大陸、ダイナミックさが違う、って感じ。 今の中国の登り調子と重なり、中国おそるべし! と言うのが、結局、一番印象的だったかな。
今月、また東京で上映されてるので、出来たらもう一度、ジソブ氏の変顔、見に行きたいな~。