BS で放送されていた 「魔王」 が終わって、かなり経ってしまいました。 全26回。 2月から、月―金の週5日、昼の放送だったので、とりあえず録画して、ボチボチ観てます。 週末中心に観て、やっと20回まで来ました。 今月中には観終えるぞー。 感想でいっぺんに書くと、書き切れなくなりそうなので、ここら辺で、気になる俳優さんについて少し書いておこう。


「復活」 と同様、「魔王」 も脇役さんが充実してます。 監督の狙いでもあるようですが、やはり、「復活」 に出ていた俳優さんが、「魔王」 では 「復活」 の時と正反対の役をやってるのが面白いですね。


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まず、チョ・ジェワン氏。 「復活」 ではあんなに爽やかだったのに、今度は暗ーい、おたくっぽい役やってます。 初めは、「復活」 の時のイメージが抜けなくて、オム・テウン氏と対立してるのに違和感がありましたが、今ではすっかり、この不気味(笑)イメージが定着しました。 泣いてる背中に、哀愁があって、良いです。


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そして、キム・ギュチョル氏。 この人、上手いわ~。 「復活」 では、お顔をピクピクさせて、ホントに憎たらしい悪役を熱演しいましたが、「魔王」 では、一転、実直な善い人を、抑えた演技で演じられてます。 役で違う人格をやってると言うだけでなく、俳優としても違うタイプかと思えるほど、虚実ともに別人みたい。 すごい!


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「復活」組からもう一人。 チュ・ジンモ氏。 「復活」 のギド班長みたいなダダはまりではありませんが、このチーム長も良いです。 多分、この監督の描く、このタイプがツボみたい。 厳しくも温かい、部下思いの上司。 頼りになって、尊敬出来て。 それから、酸いも甘いもみたいな顔して、実はとっても純情。 ギド班長が、ガンヒョクへの愛情を抑えきれなくなるところが、とても素敵でしたが、このチーム長も、カン・オスが刑事を辞めようとする時、聞いてる方が恥ずかしくなるくらいの正論で説得してて、惚れそうになちゃう。(笑) それから、特徴を出すのに、小道具を印象的に使ってるのも面白かったです。 (「復活」 の時の帽子、「魔王」 の時の肩のマッサージ器) こう言う役作りはご本人のアイディア、こだわりでしょう。 相当な凝り性のようですね。


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そして、ニューフェース。 (私が、初見ってだけですが) オ・ヨン氏。 若いのに上手くて、注目して観ています。 最初裁判を待つ時はオドオドしていたのが、出所したらすぐ、いかにものチンピラ風になって。 オスの家から小金をせびったり、友人たちに突っかかって、憎まれ役を好演。 そのうち、段々、凄味が出てきて、単なる憎まれ役から、怖い存在に。 毎回どんどん、イメージが変わっていきます。 そして、まだ30代半ばと若いせいか、憎まれ役、怖い役をしていても、時々、ふっと愛嬌のある表情が垣間見えて可愛い。 役の設定でも、どこか憎めない人間になってるし、「復活」 のパク・ヒスみたいに、何か可哀想な事情があるようで、すごく気になってます。 パク・ヒス役のイ・ドンギュ氏にも少し嵌ったので、オ・ヨン氏にも、持っていかれそうな感じ。 ともかく、楽しみな人です。