来月開催される文化祭の出し物を決めるように指示する加賀美零。
しかし、一部の生徒から東堂雪美と城島佑が参加するなら参加したくない、という声が上がった。「散々嫌な思いさせられてきて、いまさら仲良くなんてできない」「何があったか知らないけど勝手にすっきりされても困る」「一緒に練習とか発表とか…無理」との意見が出る。

「あの二人が参加するってなったら、梅野さんだって…。つらいと思います」と声が出て、加賀美零は、「それを言うなら、お前らもいじめに加担してだじゃないから。その件に関しては全員同罪のはずだ」と話す。
「いや…それは違えよ。」by城島佑
「私たちが…みんなに…。」by東堂雪美

さぁ、どうする0組。
さあ、どうする加賀美零。

東堂校長は、内巻さんから、加賀美零が記憶が戻ったら渡してほしいと頼まれていた手紙を渡す。

内巻さんは、あの時から引きこもりっていたのですね。
社会復帰になればと、東堂校長先生が、絵都学園の校務員として採用したのですね。
内巻くんは、加賀美零にどんな思いで話をかけていたのでしょうか。
罪の意識、後悔しながらと言いながら、加賀美ちょってあだ名つけたり、小学生時代くそ巻のあだ名をつけられた話をしてみたり、僕はずっと加賀美ちょっの味方だからと言ったり、お花にお水のお願いしたり。
小学校の思い出が苦しかっただろうに。
小学生時代に友達になりたかったのだろうとは思いますが。

芹沢一花が雪美、城島、ひめ香を連れてやってきた。
ひめ香に、謝る雪美と城島。校長として、雪美の母親として、ひめ香に謝る東堂校長。
「すぐには許せないと思う。でもいつかは許せるように私も努力します。」と伝えるひめ香。
許せるように努力するって、すごいことだよね。

雪美は、加賀美先生に、「私たち抜きでやってくれませんか?」とお願いするが、「要らぬ心配だ。たった24人くらいな、ギュウギュウのピッタピタにまとめてやる。はじけて交ざれ。余計なことを考えてる暇があったら顔のストレッチでもしておけ。長年のふてくされ顔生活で、お前の表情筋は大きく衰えてるだろうからな。あ・い・う・え・お・ん、やっとけ。」と伝えるのだった。

芹沢さんは、東堂校長に「すいません。私はまだ、あなたを許せません。」と伝える。

ティーチが自ら消滅することは本気のようだ。

クラスを一つにする方法
・クラスのみんなが東堂さんと城島君を見直すこと。
・みんなで一つのピンチを乗り越えること。

絵都学園に理事長の辰巳寅二がやってきた。謙遜している理事長ではなく、侮辱した発言をする理事長だった。
「僕の言葉なんか取り消すほどの価値もないですから。取り消しません。」by辰巳理事長
「何なんだ、あなたは!もっと自分の部下や組織に誇りを持つべきだ。」by加賀美零
「誇りなんて、そんな。こんな僕ごときの一存で、いつでも吹き飛ぶような学校ですから。僕ごときの一存でいつでも飛ばせる教師や生徒しかいませんし。」by辰巳理事長

ティーチが0組にやってくる。
二人の男性も引き連れて。
銃声を鳴り響かせる。

「はい、大事なこと言うから静かに。静かにしなさい。じゃあ言うね。この教室は私たちが占拠しちゃいました。今から皆さんは人質です。」というティーチ。

「目的は…教育の革命。今の教育は腐ってる。誰かが何とかしなくちゃいけない。みんな知ってる?何かが起こらないと世間なんて、だーれも気づいてくれないって。だから何かを起こしに来ました。問題だらけのこのクラスから問題だらけの教育界を変える!素晴らしいことだと思わない?」byティーチ

「フン、意味不明だ。今すぐやめろ。」by加賀美零

「不正解!」byティーチ

加賀美零と、二人の男性の戦いが始まる。

「革命は終わりだな。」by加賀美零

「先生なのに強いんだ。もしかしてして実家、極道とか?」byティーチ


「みんな席に戻って。席に…戻りなさい!じゃあ問題です。人質の人数が多すぎる立てこもりは失敗する確率が上がると仮定した場合、このクラスの中で人質になるのは誰でしょう?男女1名ずつ答えよ。ただし教師は除くものとする。はい、分かる人。あれ?いない?じゃあ〜当てちゃおっかな。はい、あなた。誰が人質になればいいと思いますか?あなたが選んだ人にする。あなたはどう思う?あなたは?あなたは?あなたは?ハァー…。答えられないか。じゃあこうしよう?みんなでせーので指をさす。それならできるでしょ。えっできるよね?みんな得意でしょ?自分が助かるために誰か一人を犠牲にするやつ。しーんじゃなくてさ…できるでしょって聞いてんだけど!いいかげん認めなよ!みんなで選べば怖くない。みんなで選べば罪が軽くなる!一人で誰かを殺すことはできなくても、みんなで少しずつ刺してくことはできるでしょ。それで相手が死んだとしても、致命傷を与えたのは自分じゃないって思い込めばいい。いいの、いいの、人間そういうもんだから!世の中そういうもんでしょ⁉︎せーので指をさしなさい。じゃないと全員殺すよ。」byティーチ

「んなの選べねえって。」by紺野直斗

「ささない人がいても…。全員殺す!チャンスは1回!よーく考えて!あっ考えない方が気が楽か。決まった?じゃあ張り切ってさしましょう。せーの!」byティーチ

「俺でいい!俺でいい。」by城島佑

「私も残る。」by東堂雪美

「いいの?」byティーチ

「いいんだって!指なんか…ささなくていい。」by城島佑

「あっ、そう?じゃあ、前に来て。」byティーチ

「2人とも…。よくできました。」byティーチ

はい、体験型演劇チームによる演劇『立てこもり』でした、と説明するティーチ。

「文化祭で発表する演目の参考になればなと。」と説明する芹沢一花。

「まあまあまあ、いいじゃないか。2人の本心が見えたんだから。せっかくだから、言いたいことがあったら全て言っておけ。」by加賀美零

「その…。今まで…ホントにごめんなさい。みんなをおさえつけてひどいことさせて…。」by東堂雪美

「俺だよ。俺が…俺が散々…。ホントごめん。」by城島佑

「俺もごめん。」by紺野直斗

「ごめんなさい。」by松下リナ


「違う…。僕は罪悪感から逃げたくて2人だけのせいにして…。自分がやったことなのに…。ごめんなさい…。」by田丸元

「私も被害者ぶってた…。ごめんなさい。」by川端未希

生徒たちが次々、ひめ香さんに謝る。

「あの…。ずっと逆だったらどうしてだんだろうって考えてて。たぶん…みんなと同じことしたと思うんです。だから…うん。謝ってくれてありがとうございます。」by梅野ひめ香

傷ついた分、誰かを傷つけたくない。

だから、一生懸命、自分に納得できるように、頑張っているのかな。


「先生、文化祭の演目決めませんか?」と伝える西谷くん。

「お前ら、どんなサーカスがいい?」と聞く加賀美零。


「私の手柄でしょ?」byティーチ

「君の手柄は俺の手柄だ。」by加賀美零

「うわ、正論ジャイアン。」byティーチ

「しかし、梅野ひめ香は大したやつだな。」by加賀美零


「ティーチ、復元したデータの中に、俺が撮影をしたいじめの証拠はあったか?」by加賀美零

見せてくれという、加賀美零。

芹沢さんには、俺をいじめていた同級生について調べてくれ、と頼むのだ。

「そいつらとそいつらの身内全員の会社をつぶして一族もろとも破滅させようなんて思ってない。」by加賀美零

「思ってないと出てこないんじゃ?」by芹沢一花

加賀美零は、梅野ひめ香が乗り越えようとしているんだから、俺も逃げずに真っ正面から向き合いたいと伝える。


文化祭の演目は、「ソーラン節」

問題の多いクラスが行う演目として、最もふさわしいとデータが示されているようだ。


東堂校長を誘う芹沢一花。

「不本意ながら、あなたしか話せる人がいないので。」と話をする芹沢さん。

加賀美零に対して小学生時代のいじめを思い出させることが正しかったのかわからない。また、苦しめてしまっただけなのか、乗り越えてほしいという思いはエゴだったのか。

「いじめに気付いた時点で私が学校に行っていれば状況は変わりましたか?」と質問する芹沢さん。

「変わっていたのかもしれないし、変わっていなかったかもしれない。ごめんなさい。それしか…。」と答える東堂校長。

芹沢さんも助けられなかった思いで、ずっとどうすればよかったのか悩んでいたのですね。

「私が許せないのはあなたじゃありません。あなたじゃないんです。」by芹沢一花

自分をずっと許さずに生きてきたんですね。


いじめをした桂木に会いに行く加賀美零。

観葉植物を買い、領収書の宛名、加賀美零と書いてもらう。

「同じ小学校だった。」と伝える加賀美零。

謝る桂木。「ずっと謝んなきゃなって思ってた。」という。

「いつから?」と聞くと、「子どもできて…自分の子どもだったらとかそういうのを考えるようになって。ごめん。」と。

「領収書は結構だ。」と言って立ち去る加賀美零。


「ごめん」と立ち去るひめ香。

「あの…文化祭、やっぱり不参加でもいいですか?」と話をするひめ香。

「人前とかあんまり得意じゃなくて。ごめんなさい。」と伝えて立ち去るひめ香。

その場面を見ていたティーチ。

「解決策は私が考える。しばらく様子を見ましょう。私ができない方法で解決しても意味がない。わかるでしょ?私は失敗作なの?完璧な教師じゃないの?私に従って。それがルールでしょ。加賀美君。」というティーチ。

いじめの被害にあった人に対して、完璧にAIが解決って。

ティーチの話を聞いていると、ティーチの完璧さは強迫的に感じる。平均的なデータで解決できるんだろうか?

完璧にならなければと追い込まれた人に似ている。

完璧にならなきゃと私もなったことがあるので、そう見えるのかな⁈


「ついてこい」とひめ香に声をかける加賀美零。

ティーチに従わなかった。

ティーチは、従ってくれないと病む⁈んだろうか⁈


「文化祭出場はひとまず見送ることにした。」と0組のみんなに伝える加賀美零。

「お前たちはまだその段階にいないからだ。」と伝えて、加賀美零が小学生時代いじめを受けていた時の映像を流すのだ。

みんなにいじめを受けていた話をする。

「この間、俺をいじめてたやつに会いにいった。許せなかった。何年たとうが、そいつに家族がいようがどんな事情があろうが許す気になどとうていなれなかった。そいつの店の観葉植物を全部めちゃくちゃにしてやろうかと思った。20年近くたった俺でもこれだ。お前もそうなんじゃないか?」とひめ香に話かける加賀美零。

「はい…。謝ってくれたことはホントに…。でも…どうやっても…。」と打ち明けるひめ香。

「安心した!みんなを許すお前を見て俺の心が狭いのかと焦ってたんだ。そうじゃなかったんだな。紛らわしいやつめ。許さなくていい。許す義務などまったくない。許せない自分を責める必要などどこにもない。傷ついた人間が、そんなことで、また、自分を追い込むなんてバカげてる。それでは、許さなくてはならないという新たないじめを受けているようなものだ。努力すべきなのは、全てを背負うべきなのは、傷つけた側の人間だ。許されないと分かっていても贖罪し続けなければならない。どうして許してくれないんだと開き直ってはならないんだ。それが人を傷つけた者の責任だ。いつか受け入れてもらえる日が来るのを願うしかない。全ては自分のしたことを忘れずに贖罪し続けた先の話だ。分かるな?お前ら。」by加賀美零

「忘れない」とクラスの人たちは言う。

「私は…どうしたらいいんですか?」とたずねるひめ香。

「お前に責任はない。何も気にせず自分の人生を懸命に生きろ。好きなやつと一緒に、好きなことをして生きればいい。なっ?」by加賀美零

「そうだよ。毎日笑って楽しく生きよう。一緒にさ。」by西谷翔

「うん」by梅野ひめ香

「この話は以上だ。第一なお前ら!こうやっていちいち注目されること自体がうっとうしいんだ。なあ梅野。」by加賀美零

「はい。」by梅野ひめ香

「先生が始めたんじゃないですか。」by西谷翔

「うるさいな。」by加賀美零

「あの…。だったら、ビーチバレーやりません?」by鈴木司

「ん?」by加賀美零

「いや『トップガン』っていう映画にみんなでビーチバレーやるシーンがあって。チーム内には許せない相手とかもいるんですけど、そのときはすごい楽しそうで。その…一つになれなくても、一つのことを楽しむことはできるのかなって。」by鈴木司


「悪くない意見だが、もっといいものがある。」by加賀美先生

「楽しい上に嫌いなやつに復讐までできるという優れものだ。東堂、城島、憎まれっ子は覚悟しとけよ。」by加賀美零

水鉄砲での撃ち合いがはじまった。


内巻くんに屋上の花の写真を送る準備する加賀美零。


「社長。今日はいい授業でした。」と伝える芹沢一花。

「おかげで私は色々と分かりました。私は一生、自分を許せそうにありません。だから、一生許す努力をしていきます。零さま。あのとき…何もできなくてごめんなさい。こたえてあげられなくてごめんなさい。助けてあげられなくてごめんなさい。ずっと隠してきてごめんなさい。思い出させてごめんなさい。つらい思いをさせてごめんなさい。間違ってばかりでごめんなさい。ずっと…ずっと…ごめんなさい。」by芹沢一花

『「口が悪くてごめんなさい」が抜けている。君には感謝しかない。100%の手柄を認めてやる。ありがとう。』by加賀美先生


「間違ってる」と入ってくるティーチ。

「全部間違ってる。加賀美君は全部間違ってる。私は完璧。何でも教えてあげられる。私を否定することは自分を否定すること。だって…私と加賀美君は同じだから。教えてあげる。」byティーチ

加賀美零の11歳の事故の時に、どんなことをしたのか記録をみせるのだ。

「俺が…。AI?」by加賀美零


AIだったの?

ティーチを作ったのは加賀美零だけど。

ティーチが加賀美零を支配するってどういうことなんだろう。

ティーチなら完璧にというなら、どんな対応をしたのだろうか?

ひめ香にとっては、加賀美零の言葉に少し救われたと思うけど。


次回、最終回か。

毎回、心に響く台詞があり、最終回も楽しみです。