「お酒というのは温度が高いほどアルコールの刺激が強まりますが、これはぬるいから刺激が弱い。でもその分、口に含むとお米の柔らかな香りがじんわり広がって味が堪能できるんです。」by西条唯

「今言ったら交換してもらえたのに…。」by基山伊織
『そうすると、あの店員さんは言うでしょ?「お客さま、大変申し訳ございませんでした」と。そうなれば私は「いえいえ大丈夫です」と言うしかなくなります。下手すると同じラリーを帰るときにレジの前でもする羽目になり、何よりもあの店員さんに顔見知り認定をされてしまうかもしれません。そうなればここは、私にとって居心地の良い空間ではなくなるんです。」by西条唯
「結局ぬるいぐらいがいいのよね。酒も仕事も人間関係も。」by吉良ます美

「その点西条さんはいいですよね、人と関わらない部署で。」by基山伊織
「それが最近そうでもなくて。ある意味、人の領域に踏み込んでくる人間が…。」by西条唯

「西条さんが定時過ぎて残ってるわけないでしょ。今ごろどっかでいつもの省エネ3人組で管巻いてるよ。」by島根太一
「人の心を見透かす医務室の魔女、吉良ます美。地図だけが話し相手…。交通課基山伊織。正義感ゼロの鑑識官、西条唯。ズバ〜ン。人呼んで花の省エネ3人組っつってね。この3人は何があっても定時になったらすぐ帰っちゃうから覚えといて。」by島根太一


「俺は全然大丈夫っす。俺は今できることは全部やっておきたい人なんで!」by杉田翔

「頑張り過ぎる新人ほど迷惑な人種はいません。私は適度に働いて適度に稼げればそれでいいのに。あいつのせいで仕事が増えてく一方なんですよ。やり過ぎなんです。杉田は。もう、あいつの足音を聞いただけで私は寒気がするように…。」by西条唯

「まあ、そう言ってやるなよ。警察にいながら西条みたいに線引きして働く方が珍しいんだよ。」by芹沢直樹


「まだ無駄に残業しているんですね。」by西条唯

「無駄が積み重なって一つの結果につながるんだろう。」by芹沢直樹

「それ、まんまブラックの理念ですから。」by西条唯


「問題はその人がお隣さんということですから。お隣さんっていうのは無関係。話したこともない、顔も見たことのない赤の他人。それがお隣さんとの心地良い生活の基本です。私は平穏無事にこれまで暮らしてきたっていうのに、そのお隣…。」by西条唯


「有名人って大変だよなあ〜。」by芹沢直樹

「そう?この人楽しそうだけど。」「人は注目されて快感を覚えると過剰にドラマチックに振る舞うの。嘘ついてでも。」「見て。喉触ってんでしょ?この人。嘘をつくときって、体の弱い部分を触りがちなのよね。喉とか胸とかおなかとか。」by吉良ます美


「人間家族だろうと他人ですから。」by基山伊織

「全人類、他人です。家族だからって分かり合おうとする方がおごがましいんですよ。そういうエゴが犯罪を引き起こすんです。」by西条唯


「お仕事大変なんですね。」by安達順平

「普通にブラックなんで。」by西条唯

「どういうお仕事なんですか?」by安達順平

「ん〜終わりの見えない落とし物係というか…。」by西条唯

「それってすごい人助けじゃないですか。」by安達順平

「人助けをしても自分が助からないと意味ないですよ。人助けとか社会貢献って言葉、私大嫌いなんです。そのために身を削るなんて時代の空気読めてなさ過ぎます。」by西条唯

「その、やり過ぎの杉田っていう新人がもはや頑張り屋という名の当たり屋で凶器なんです。そもそも人にはキャパシティーというものがありまして、その領域を他人が侵す権利っていうのはないんですよ。それこそ立派な犯罪なんです。」by西条唯

「すてきですね。仕事にそんなに熱くなれるなんて。」by安達順平


「俺でよければ、またいつでも話聞きますよ。」by安達順平

「何で私が聞いてもらった側?」by西条唯


「柘植仁の名誉を傷つけたら元も子もないでしょう」by芹沢直樹

「そうでしょうか。」by南佐江

「結局この2人はプラマイゼロかあ…。」by芹沢直樹


「「私怖くて。業界のことよく知らないし…。」by浜辺理子

「だって私にはお金がないし。だからといって、両親に相談するわけにはいかないし…今の私にはどうすることもできなくて…。でも、どうには仁さんを助けたくて…。」by浜辺理子

「ホントだ。吉良さんの言っていたとおりです。」by西条唯

「うん。驚くほどに。」by基山伊織

「でしょう?そうやって南さんのこともコントロールしたのよね?」by吉良ます美

「南さんはもともと柘植さんの熱狂的なファンでしたよね。つまり柘植さんは南さんの推しだった。そうですよね?」by芹沢直樹

「そんな彼女なら、どんな手を使っても西野を片付けてくれる。そう考えたんじゃないんですか?」by芹沢直樹

「南さんは思ったそうです。自分が何とかしなきゃって。こうしてあなたはまんまと南さんに披露宴の計画を立てさせることに成功した。」by芹沢直樹

「マニピュレーター。他人の心の隙に付け込んで意のままにに支配する人のこと。心理学ではそう呼ぶの。」by吉良ます美

「そんなの言い掛かりです!私は殺せなんて言ってません、南さんが勝手にしたことです!」by浜辺理子

「勝手にするように仕向けたんじゃないですか?このナイフから南さんの指紋が検出されました。」by西条唯


「ナイフは2本あったんですよ。そしてそれはあなたが最初からこの計画を知っていたことの証明になります。」by西条唯


「フッ…。だって邪魔だったんだもん、あの2人。あの男、金払えってしつこいし。南さんは南さんで人の夫に色目使って何かキモいし。まとめて消えてもらってすっきりしたかったんだもん。」「ずっと有名人の妻になるって決めてたの!私は一度決めたことは絶対にやり遂げるの。それの何が悪いの?今どき女の幸せなんて自分で守るしかないじゃない!ねえ、あなたたちも女だったらわかるでしょ?」by浜辺理子

「分からないです。ごめんなさい。勝手にくくらないでください。定時になりました。お先に失礼します。」by西条唯

「あら、もうそんな時間。身勝手な言い分に付き合ってるほど暇じゃないのよ。」by吉良ます美

「どうぞ好きに愚痴ってください。誰にも迷惑にならない所で。」by基山伊織

「やっぱ人間ってめんどくさいな。」by西条唯

「一杯行くか。」by吉良ます美

「行きましょう。」by基山伊織・西条唯


「往来の邪魔になっていませんか?」by西条唯

「君たち、また今日も定時上がりか?」by御手洗智署長

「あ、署長、実は柘植仁の…。」by芹沢直樹

「お先に失礼します。」by西条唯

「お疲れさまでした。」by吉良ます美

「失礼いたします。」by基山伊織


「あ〜ぬるい」by西条唯

「よかったですね。ようやく残業から解放されて。」by基山伊織

「やっぱりぬるいのが一番。酒も仕事も人間関係も。」by吉良ます美

「それにしても不思議です。」by西条唯

「何がですか?」by基山伊織

「みんなしょせん、自分のことしか考えられないのにどうして他人と近づきたがるんでしょうか。」by西条唯

「人にはね、公的自己意識ってのが備わっててね、他人にどう見られるか本能的に気にしちゃうのよ。」by吉良ます美

「1人の方がずっと健全なのに。」by西条唯

「あっ、それでいうとさ西条、お隣のイケメンとはどうなったのよ?」by吉良ます美

「それが、名前を知られて以来何とか顔を合わせないように努めたんですが…なかなかうまくいかず。」by西条唯

「気付いたら、確実にこちらの領域を侵されていました…。」by西条唯

「嫌なら引っ越したら?」by吉良ます美

「私もそれは考えて探してますがなかなか…。」by西条唯

「職場からも駅からも近い優良物件を見つけるのは大変ですよね。」by基山伊織

「友人認定をされる前に逃げ出したいんですが…どうしたものか。」by西条唯

「いい方法がある。」by吉良ます美


「はいどうぞ。手拭いて。」by吉良ます美

「あっ、ありがとうございます」by安達順平

「なぜこうなる…。」by西条唯

「ホントに、僕お邪魔しちゃってよかったんですか?」by安達順平

「もちろんです。うちの西条がいつもお世話になっております。」by吉良ます美

「そんな…。」by安達順平

「これのどこがいい方法?」by西条唯

「飲んで。フフ…。」by吉良ます美

「いっそグループ付き合いした方が薄い関係が保てるという考えじゃないんですか?」by基山伊織


「すてきな人たちでしたね」by安達順平

「あっはあ…。」by西条唯

「すてきなお仕事にすてきな仲間がいて西条さんって充実してますね」by安達順平

「こないだ他人の忘れ物を見つける仕事って言ってましたよね。それってどういう…。」by安達順平

「今日はありがとうございました。単なるお隣さんなのに付き合わせてしまってホントすいません。お疲れさまです。」by西条唯


「あの…。西条さん、今度、デートに誘ってもいいですか?」by安達順平

《だから、なぜそうなる?》


松岡茉優さん、今回も癖のある役ですね。こういう癖のある役をやらせるなら松岡さんって感じぐらい、ハマり役だなって感じでみてしまいました。

西条さん1人がいいと言いながら、吉良さん、基山さんと飲むのがお好きなんですね。どんなきっかけで飲むようになったんでしょうね。この2人には気心が許せる感じですよね。まあ、でも、はっきりと嫌なことを初対面のような方にもはっきりと伝えてますからね。

家ではジクソーパズルが好き。私もジクソーパズル好きなのでハマった爽快感に共感してしまいました。

家に上がってきたり、どこかに一緒に出かけるような関係の人はいらないって感じですかね。

西条さん、吉良さん、基山さんの3人が雑談のような感じで事件を解決していくんですね。

なかなか面白かったです。

事件の手柄に興味なくという3人がラストまでどんな感じで省エネで仕事を進めていくのか楽しみです。

西条さんのお隣の安達さんは何者なんでしょうかね。

良い人そうなんだけど。悪い人である必要性もないと思うんだけど。あっ、でも、西条さんからしたら、嫌な人になるのかな⁈